シティオープンから引き続きロジャーズカップ2019が開催されます。
そこで組み合わせドローや賞金、放送予定などの大会基本情報についてまとめていきます。
2019年大会は錦織圭が出場予定です。
※昨年の記事をベースに2019年の情報に更新しています。
ロジャーズカップについて
ロジャーズカップはマスターズ格付けの大会の一つ。
2019年大会の本戦開催期間は現地8月5日~11日となっています。
この大会は歴史があり、男子は1881年、女子は1892年に第1回大会が行われています。
以前は「カナディアン・オープン」として知られた大会で2000年までは「デュモーリエ・オープン」という名称でした。
(リンク)
⇒ ロジャーズカップ2019 公式サイト(男子)
⇒ ロジャーズカップ2019 公式サイト(男子)
ロジャーズカップの開催地
ロジャーズ・カップは男女共催で行われますが、毎年カナダの2都市(2会場)を入れ替えて開催されるのが特徴です。
(※モントリオールとトロントの2会場)
2019年のロジャーズ・カップの開催地は
女子(WTA)がトロントのアビバ・センター(ヨーク大学内)、
男子(ATP)がモントリオールのスタッド・ユニプリックスになります。
そのため「(マスターズ)モントリオール大会」と呼ばれることもあります。
(参考リンク)
⇒ ロジャーズカップ2019 公式サイト(女子)
⇒ ロジャーズカップ2019 公式サイト(女子)
※当ブログでは原則として、男子ATPツアーについてまとめています。
大会の格付け
ロジャーズカップの格付けはマスターズ(ATP1000)。
グランドスラムに次ぐ格付けになります。
試合は3セットマッチで行われます。
(※ファイナルセットも6-6の場合はタイブレークで勝敗を決めます)
マスターズ格付けの大会では、やむを得ない場合を除き上位ランクの選手に出場義務があります。
組み合わせドロー
<ドローサイズ> 64(56選手)
公式サイトで公表されているドロー表は以下のとおりです。
・男子シングルスドロー表
(※予選通過者枠が確定したドローに差し替えました)
シード選手は16名いますが、上位8名は2回戦からの登場となります。
記事執筆時点では予選通過者枠は未確定ですが、日本人選手は錦織圭が第5シードで32番枠というドローポジションに入っているだけですね。
上位シード選手と配置
上のオフィシャルドロー表をもとに、日本語でシード選手16名の位置関係をまとめてみました。
なお配置の調整はしていませんのでご了承ください。
(トップ4シードが4角に来るように調整していません)
第1シード ナダル(世界ランク2位)
第2シード ティエム(4位)
第3シード A.ズベレフ(5位)
第4シード チチパス(6位)
第5シード 錦織圭(7位)
第6シード カチャノフ(8位)
第7シード フォニーニ(9位)
第8シード メドベージェフ(10位)
第9シード アンダーソン(11位) ※欠場
第10シード バウティスタアグート(13位)
第11シード コリッチ(14位)
第12シード イスナー(15位)
第13シード バシラシビリ(16位)
第14シード チリッチ(17位)
第15シード ゴフィン(18位)
第16シード モンフィス(19位)
第17シード ラオニッチ(20位)※
第2シード ティエム(4位)
第3シード A.ズベレフ(5位)
第4シード チチパス(6位)
第5シード 錦織圭(7位)
第6シード カチャノフ(8位)
第7シード フォニーニ(9位)
第8シード メドベージェフ(10位)
第10シード バウティスタアグート(13位)
第11シード コリッチ(14位)
第12シード イスナー(15位)
第13シード バシラシビリ(16位)
第14シード チリッチ(17位)
第15シード ゴフィン(18位)
第16シード モンフィス(19位)
第17シード ラオニッチ(20位)※
となります。
今大会は1位のジョコビッチ、3位のフェデラー、12位のデルポトロが欠場のようです。
(2019.08.05追記)
直前で第9シードのアンダーソンが欠場となったようです。
アンダーソンのポジションにはラオニッチが第17シードとして入りました。
直前で第9シードのアンダーソンが欠場となったようです。
アンダーソンのポジションにはラオニッチが第17シードとして入りました。
2回戦以降のトーナメント表と結果
2回戦(ベスト32)以降のトーナメント表と試合結果をこちらで更新していきます。
※選手名表記はメディアにより異なる可能性があります。
(当記事ではスポーツナビの表記を参考にしています。)
※更新のタイミングは管理人の都合に依存します。
錦織圭の試合予定&試合結果
錦織圭の試合予定と試合結果を記録していきます。
勝ち進むたびに追記していきます。
(※試合開始予定は前の試合や天候等の影響により、大きくズレる場合があります。)
2回戦
対戦相手 ガスケ(確認時点の世界ランクで66位)
1 | 2 | 3 | 計 | |
---|---|---|---|---|
錦織圭 | 7(8) | 2 | 6(4) | 1 |
ガスケ | 6(6) | 6 | 7(7) | 2 |
試合結果 ⇒ フルセットの末、錦織はガスケに破れ初戦敗退
獲得ポイント
マスターズ(ATP1000)の獲得ポイントは優勝で1000ポイント。
(マスターズ大会はすべて同じです)
優勝 1,000Pt
準優勝 600Pt
ベスト4 360Pt
ベスト8 180Pt
ベスト16 90Pt
2回戦 45Pt
1回戦 10Pt
※予選通過者は別途加算あり(割愛)
準優勝 600Pt
ベスト4 360Pt
ベスト8 180Pt
ベスト16 90Pt
2回戦 45Pt
1回戦 10Pt
※予選通過者は別途加算あり(割愛)
賞金
ロジャーズカップ2019の賞金は以下のとおりです。
賞金総額 6,338,885ドル(約6億7,826万円)
※記事作成時の為替レートを参考に1ドル=107円で計算
優勝 1,049,040ドル(約1億1,225万円)
準優勝 531,010ドル(約5,682万円)
ベスト4 272,365ドル(約2,914万円)
ベスト8 140,385ドル(約1,502万円)
ベスト16 70,325ドル(約752万円)
2回戦 36,830ドル(約394万円)
1回戦 20,755ドル(約222万円)
(※記事作成時の為替レートを参考に1ドル=107円で計算)
準優勝 531,010ドル(約5,682万円)
ベスト4 272,365ドル(約2,914万円)
ベスト8 140,385ドル(約1,502万円)
ベスト16 70,325ドル(約752万円)
2回戦 36,830ドル(約394万円)
1回戦 20,755ドル(約222万円)
(※記事作成時の為替レートを参考に1ドル=107円で計算)
歴代優勝者
ロジャーズカップにおける、ここ数年の歴代優勝者(男子シングルスのみ)は以下のとおりです。
2004年 ロジャー・フェデラー(スイス)
2005年 ラファエル・ナダル(スペイン)
2006年 ロジャー・フェデラー(スイス)
2007年 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
2008年 ラファエル・ナダル(スペイン)
2009年 アンディ・マレー(イギリス)
2010年 アンディ・マレー(イギリス)
2011年 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
2012年 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
2013年 ラファエル・ナダル(スペイン)
2014年 ジョー=ウィルフリード・ツォンガ(フランス)
2015年 アンディ・マレー(イギリス)
2016年 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
2017年 アレキサンダー・ズベレフ(ドイツ)
2018年 ラファエル・ナダル(スペイン)
2019年 ?
2005年 ラファエル・ナダル(スペイン)
2006年 ロジャー・フェデラー(スイス)
2007年 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
2008年 ラファエル・ナダル(スペイン)
2009年 アンディ・マレー(イギリス)
2010年 アンディ・マレー(イギリス)
2011年 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
2012年 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
2013年 ラファエル・ナダル(スペイン)
2014年 ジョー=ウィルフリード・ツォンガ(フランス)
2015年 アンディ・マレー(イギリス)
2016年 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
2017年 アレキサンダー・ズベレフ(ドイツ)
2018年 ラファエル・ナダル(スペイン)
2019年 ?
ロジャーズ・カップもビッグ4が強いですね。
2014年のツォンガ、そして2017年のA.ズベレフ以外は全てビッグ4が優勝しています。
やはりマスターズタイトルを獲るのは非常に難しいようですね。
2019年大会はビッグ4の内、ナダルだけがエントリーしています。
ナダルは連覇をかけての戦いとなりますが、今年はビッグ4以外の選手にもチャンスは有るでしょうか?
TV中継・放送予定
ロジャーズカップはNHKとGAORAで放送される予定ですが、現時点の情報ではNHKはBSのみでの放送となるようです。
(※今後変更される可能性もありますので、念のためHPでご確認下さい)
NHKでは錦織選手の試合を中心に1回戦から決勝まで放送予定です。
(トーナメント序盤は試合開始時間が読めないため放送時間も未定となっていますが、原則としてライブ中継を予定しているようです。)
GAORAでは大会を連日生中継です。
(念の為、正確な放送予定は各自でご確認ください。)
この他、テレビ配信ではないですがPC・スマホなどで視聴可能なwowowオンデマンドにてロジャーズカップ2019がライブ配信されます。
オンデマンドでは複数の中継チャンネルが用意されており、TVでは放送されない試合も視聴可能になりますので選択の幅が広がります。
WOWOWオンデマンドでは昨年に引き続き、2019年も錦織圭出場予定全大会を含む「男子テニスATPツアー37大会」の配信が発表されました。
無料登録でも視聴できる場合がありますが、確実に視聴したい方は有料登録もご検討ください。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
日本とモントリオール(カナダ)の時差は約13時間(サマータイム)です。
日本のほうが進んでいますので現地時間にプラス13時間すれば日本時間がわかります。
念の為、毎日の放送有無や放送予定時刻等、詳細情報に関してはテレビ番組表や上記サイトにてご確認下さい。
錦織圭の過去の成績
ロジャーズカップにおける錦織圭の過去の成績(実績)を振り返ってみます。
2011年 不参加
2012年 2回戦敗退
2013年 3回戦敗退(ベスト16)
2014年 不参加
2015年 準決勝敗退(ベスト4)
2016年 準優勝
2017年 2回戦敗退
2018年 1回戦敗退
2019年 ?
2012年 2回戦敗退
2013年 3回戦敗退(ベスト16)
2014年 不参加
2015年 準決勝敗退(ベスト4)
2016年 準優勝
2017年 2回戦敗退
2018年 1回戦敗退
2019年 ?
錦織は2016年大会で準優勝という実績があります。
しかしながらその他の成績を見ると、そこまでいい結果を残せているわけではありません。
マスターズ大会ですから厳しい戦いが続くのは当然ですが、今年も簡単には勝ち進めないと思っていたほうが良さそうです。
2019年大会の見どころ
ロジャーズカップ2019年大会の見どころを簡単にまとめてみます。
錦織圭はどこまで勝ち進めるか?
現在世界ランク7位の錦織圭は、第5シードを確保しましたので2回戦からの登場です。
記事執筆時点ではドローは未確定ですが、ざっと確認してみると、順当なら
2回戦 ブノワペール(世界ランク30位)もしくはガスケ(68位)
3回戦 バウティスタアグート(13位)
4回戦 チチパス(6位)
準決勝 ナダル(2位)
決勝 ティエム(4位)
という感じで対戦することになりますね。
マスターズですから対戦相手のレベルが高くなるのは仕方ないところですが、シティオープンを欠場している錦織としては、全米オープンやATPファイナルズのことを見据えた場合、ここでポイントを獲得しておきたいところです。
昨年は1回戦で敗退していますが、今年も初戦となる2回戦が重要な試合になるかと思います。
相手はブノワペールかガスケですから簡単な試合にはならないかもしれません。
逆に、ここを勝ち上がることができれば準決勝辺りまで勝ち進む可能性が見えてきます。
今大会はジョコビッチやフェデラーが欠場していますので、ナダルやティエムが控えてはいるもののチャンスは有ると思います。
もし彼らが途中で敗退するようなことがあれば更にチャンスは広がってきます。
今大会は錦織にとってマスターズ初優勝のチャンスもあると思いますので、個人的には錦織の初戦に注目したいと思います。
シード以外でも好カードが
ロジャーズカップはマスターズですから出場選手が軒並み上位ランカーです。
そのため、シード選手以外にも名の知れた選手が隠れていたりしますので、思わぬ好カードが実現することがあります。
予選通過者枠が確定していない状態ではありますが、今大会で個人的に注目したいのは、
<1回戦>
チェッキナート対シュワルツマン
ブノワペール対ガスケ
ワウリンカ対ディミトロフ
の3試合ですね。
錦織の対戦相手を決める試合となるブノワペール対ガスケはもちろんですが、その他の2試合も1回戦としてはもったいないカードにも感じます。
こういう試合があるからマスターズは面白いですね。
都合が合えば、WOWOWオンデマンドを利用して観戦したいと思います。
錦織はダブルスにも出場
記事の本線からはそれますが、錦織は今大会ダブルスにも出場するようです。
ペアのパートナーはディミトロフ。
錦織とペアを組むのは2016年1月の「ATP250 ブリスベン」以来、3年半ぶりとのことです。
初戦の相手が第5シードのジャン ジュリアン・ロジェ(オランダ)/オリア・テカウ(ルーマニア)ペアだそうですが、私はダブルスは情報に疎いのでよくわかりませんw
まあシングルスありきのダブルスでしょうから、結果はそんなに重要ではないかと思いますが、余裕があればこちらも注目してみようと思います。
(※というかオンデマンドでも配信されるのかわかりませんけど。。。)
最後に
以上、ロジャーズカップ2019について大会の基本情報をまとめました。
このロジャーズカップと次の「ウェスタン&サザンオープン」という2つのマスターズ大会を経て、全米オープンへと向かうことになります。
結果を残しつつコンディションを整えていくのは大変なことかとは思いますが、ある程度の結果は期待したいですね。
大きなケガだけには注意してほしいですが、1試合でも多く観戦できればありがたいです。
今大会も可能な範囲で観戦・応援したいと思います。
PS.
女子の方は大坂なおみが出場予定です。
(※その他は未確認)
記事に起こすかはわかりませんが、こちらも頑張って欲しいですね。
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