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ウィンブルドン2017の感想 フェデラーの強さやチリッチの涙他

テニス
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ウィンブルドン2017が終わりました。

そこで男子シングルスに関して
感想をまとめてみたいと思います。

フェデラーの強さ、
決勝戦でのチリッチの涙
など印象的だったシーンを
ピックアップしたいと思います。



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フェデラーの強さが際立った


まずは優勝したフェデラーに関して。

個人的にも
本命に挙げていたフェデラーでしたが
終わってみれば圧倒的な強さを見せての優勝でした。

ベスト32以降の勝ち上がりに関しては
以下の記事を参考にして下さい。

(関連記事)
ウィンブルドン2017 ベスト32(3回戦)以降のドロートーナメント表とここまでの感想

今大会全試合ストレート勝ちで
ウィンブルドン8度目の優勝。

GSタイトルとしては19個目、
2017年は全豪オープンに続き2つ目です。
(※全仏は欠場していますので2大会出場で2タイトル)
 

フェデラーの試合は
準決勝と決勝くらいしか見れませんでしたが、
この2試合しか見ていなくても
圧倒的な強さがわかるほどで、
もうため息しか出ませんねw

今シーズンは本当に素晴らしく、
「第2のピークが来た」
と感じるほど安定してます。

年齢的(体力的)に
試合に出続けるのが難しくなっているようですが
出場した試合でキッチリ結果を出せる
というのは本当にすごいことです。
 

この調子だと、
2017年最後のGSである全米オープンも
本命になりそうな気配です。

 

決勝戦で涙を流したチリッチ


次にチリッチ。

ニュース記事によれば、
準決勝から左足底にマメができて
痛みを感じていたそうで、
決勝戦でその水ぶくれが破裂したために
踏ん張ると痛みが走り、
思うように動けなくなっていたそうです。

 
また、
メディカルタイムアウトを取得した時に
涙を流していたように記憶していますが
この涙は痛みによるものではなく、
痛みで自分のベストのプレーができない事に対し
自分を支えてくれたスタッフに対する申し訳ない思い
その悔しさから出た涙だった

とチリッチがコメントしているようです。

 
そんなわけで
決勝戦ではあまり見せ場を作れないまま
フェデラーに敗れてしまいましたが
決勝までの試合では
久々に強さを感じさせてくれました。

ウィンブルドン初優勝こそなりませんでしたが
十分誇れる成績を残したと思います。

 

今大会ベストマッチはナダルのあの試合


「私が観戦した試合の中で」
という条件付きではありますが、
今大会のベストマッチを挙げたいと思います。

 
それは4回戦の
ナダル対ミュラーの試合
です。

1 2 3 4 5
ナダル 3 4 6 6 13 2
ミュラー 6 6 3 4 15 3

 
私はナダルが普通に勝つと思っていたので
この試合に興味はなかったんですが、
ネットでスコアをチェックしていたら
ナダルが0-2でリードされていたので、
心配になってwowowオンデマンドで途中から観戦しました。

 
試合を観てみると、
明らかにミュラーが優位な展開だと感じました。

サービス&ボレーが基本スタイルのミュラーは
キレのあるサービスとネットプレーで
簡単にポイントを取ることが多い。

一方のナダルは、
時折サービスでポイントは取れるものの
基本的にはストロークプレイヤーなので
芝のサーフェスでは勝手が悪く、
なかなか簡単にはポイントを取れない状況。

 
つまり
ミュラーは簡単にキープするけど
ナダルは苦労してなんとかキープしている
という感じで試合が進んでいたんですね。

芝のコートでは
ビッグサーバーやネットプレイヤーが有利になりやすい
と言うのは今までも触れていますが、
そうは言っても、
ファーストサーブ確率が急に落ちたり、
ネットプレーでのミスが続いたり、
試合の中では流れがあるというか、
連続してポイントを落とすようなことも起こりうるので
そういう状況でしっかりポイントを取れれば、
不利な方にもチャンスがないわけではないです。

この試合でも
ナダルは第3、第4セットを
取ることに成功しています。

 
しかし、
ファイナルセットに入ってからは
ミュラーが崩れなくなりました。

こうなってしまうと、
「ナダルがいつブレークを許すか?」
だけが注目ポイントという雰囲気になっていました。
(※あくまで私の中での話です。)

言い方は変ですけど、
「ナダルが負けることはほぼ決まりで、後は時間の問題」
という感じで試合を観ていたんですね。

私はナダルのファンであるにもかかわらず。。。

 
実際、第10ゲームで
先にマッチポイントを取ったのはミュラーでした。
(※記憶が曖昧なのでゲーム数が間違ってたらすみません。)

しかし、
この窮地をなんとか凌ぐと、
結局は第28ゲームまで試合が続きました。

中継で言ってましたが
最初のマッチポイントから試合が決まるまでに
なんと1時間30分もかかった試合
でした。

 
この間、
ナダルにもブレークチャンスはありましたが、
おそらく1回か2回程度だったと思います。

逆にナダルのピンチはそれ以上。

 
最後こそ力尽きましたが、
この日のミュラーを相手に
ここまで粘ったナダルの強さに
改めて感動しました。

もちろん、
最後まで崩れなかったミュラーにも。

 
個人的には
ナダルが勝ってくれたほうが良かったわけですが、
このような試合を観れたことに満足です。

 
その後ミュラーは
チリッチにフルセットの末負けてしまいました。

試合を少しだけ見ましたが、
ナダル戦程の安定感はなかったですねw

もちろんチリッチの強さもあったと思いますけど。

 
芝のコートだから
と言うのはあったかもしれませんが
ミュラーについては
今後も注目したいと思うようになりました。

 

錦織について


錦織は3回戦で
バウティスタ・アグートに敗れ
ベスト32止まりでした。

心配していた怪我の影響も
なかったように感じましたし
芝でのプレーも悪くなかったと思います。

 
勝てなかったのは、
「サービスキープ率が高くなりやすい芝のコート」
において、

「ダブルフォールトが多かったこと」
「数少ないチャンスをものにすることができなかったこと」
「気の抜けたような時間帯があったこと」


が原因のように感じました。

 
中でも私が一番感じたのは
「気の抜けたような時間帯があったこと」
ですね。

2セットを連取され
第3セットを返した後の第4セット。

第1ゲームでいきなり錦織がブレークに成功し
勢いを保ったままスタートを切れたのに
気のないようなプレーが続き、
ポイントを与えてしまう場面が続いたように感じます。
(※あくまでモニター越しに観ていてですが)

そして気がつけば
逆転されてセットを失うことになり
負けてしまいました。

 
もちろん
先にブレークしたからと言って
セットを取れると言い切れるわけではないですが
一昔前の錦織なら、
この場面はセットを取っていたと思えるのに、
今の錦織にはその粘り強さというか
相手にリードされても徐々にギアが上がって
最後は錦織が勝つだけの集中力・勢いを感じないんですよね。
(※以前ほど感じないという意味です)

 
これがビッグサーバーとか
ミュラーのようなタイプの選手が相手だったら
仕方ないと思える部分もあるわけですが、
バウティスタ・アグートとの試合は
どちらかと言えばストローク戦だったわけで、
十分錦織の土俵といえる中でこれでしたから
ショックも大きいんですよね。

とはいえ、
プレー自体は良かったと思うので
技術的な問題ではなく
戦術的というかメンタル面での問題ってことになるのかな?
(ダブルフォールトはともかく)

やっぱり怪我が続いたことで
試合勘というか、
「試合に勝つ力」
が鈍っているんでしょうかね?

 
今後の試合に期待したいと思います。

 

その他


その他には

・ベルディヒが久しぶりに好成績(ベスト4)
・ジョコビッチ、マレー共に負けはしたもののそこそこ成績を残せたのは明るい兆し?
(ともにベスト8)


などが挙げられます。
 

特にベルディヒは
久しぶりの好成績って印象です。
(※あくまで私の印象)

これでデルポトロが
もう少し上まで上がってこれれば
もっと面白くなりそうですけど。。。

 

最後に


以上、
ウィンブルドン2017について
大会全体を通じた感想をまとめました。

 
当たり前かもしれませんが、
「サーフェスが変われば勢力図も変わる」
という感じの結果にも見えますね。

クレーの全仏、
芝のウィンブルドン
ではやはり違います。

 
次のグランドスラムは全米オープン(ハード)です。

ということで
今後はハードコートの大会が多くなっていくと思います。

勢力図にも
多少の変化が表れるかもしれませんね。

 
今後は年末の
「ATPツアーファイナル」
に向けてのポイント稼ぎも重要になっていくので
錦織にも頑張って欲しいと思います。

 
錦織はこの後、
7/31からのシティ・オープン(ATP500)か
8/7からのロジャーズ・カップ(ATP1000)
に出場すると思います。
(※マスターズは出場義務あり)

今年はまだタイトルがありませんので
まずは初タイトルを目指してほしいですね。



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