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錦織圭対ジョコビッチ戦感想【全米オープン2018準決勝】

錦織圭対ジョコビッチ戦感想【全米オープン2018準決勝】 テニス
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全米オープン2018準決勝でジョコビッチと対戦した錦織圭。

試合は残念な結果に終わりましたが、簡単に個人的な感想をまとめてみたいと思います。



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錦織ジョコビッチ戦の試合結果


準決勝第2試合、錦織ジョコビッチ戦の試合結果は以下の通り。

選手名 1 2 3 4 5
錦織圭 3 4 3 / / 0
ジョコビッチ 6 6 6 / / 3

試合結果はジョコビッチが3-0のストレート勝ち。

 
ゲームスタッツは以下の通り。
(引用元:スポーツナビ
 


 

試合の所見・感想


ここからは簡単に試合の所見・感想をまとめます。
あくまで個人的な見解ですのでご容赦ください。

 

第1セット


第1セットはどちらかといえば今大会ここまでの試合同様、堅実なプレーを心がけてた印象でした。
ストロークを「置きにいってる」というわけではないですが、そこまで強打しているという感じもしませんでした。

ただ、ジョコビッチのストロークが結構厳しいところに決まっていたため、錦織が走らされて受け身に回る展開も多かったですね。

スマッシュを打つ時に足をグネッたシーンがあり一瞬ヒヤッとしましたが、その後のプレーを見た限りでは特に問題はなかったようです。
 

第1セットは1ブレーク差ではありますが、錦織はブレークバックのチャンスなく第1セットを奪われてしまいました。

 

第2セット


第2セットに入ると、錦織はスタイルを変えたように感じました。
(※あくまで私が観戦していてそう感じたというだけですが。。。)

第1セットのように堅実なストロークではジョコビッチからポイントを奪えないと思ったのか、ギアを上げたというか、多少リスクを取って強打するようになったように見受けられました。
その結果、ウィナーも増えましたが僅かなコントロールミスなども出るようになりました。

 
松岡修造氏はWOWOWの解説で「今日の錦織は悪い(良くない)」と言っていましたが、私はそんなに悪くはないと感じていました。
(まあ錦織をよく知る松岡さんのほうがわかってらっしゃるとは思いますが。。。)

もちろんミスは気になっていましたけど、ショットの当たりも悪くはなかったように感じましたし、スイングもしっかり振れてるように見えましたので。

 
逆にジョコビッチがちょっとおかしくなった場面がありましたので、
「この流れを上手くつかめれば錦織が2014年大会でジョコビッチに勝った時のように、「スーパーゾーン」もしくは「ゾーン」にもっていくことができるかも?」
と感じていました。
 

第1セットよりも錦織に流れがきていた第2セット。
サービスブレークのチャンスもありましたけど、ジョコビッチの粘りもあってこれをモノにできず。。。

逆にブレークを許したのが響いて、このセットも1ブレーク差でセットを落とします。

 
錦織は第1セットを落としたこともあり、第2セットを取りに行ったと思うんですけど取れなかったのが痛かったですね。
セットを取れていれば逆に勢いがついた可能性もありますが。。。

 

第3セット


2セットを連取されてアトがなくなった錦織ですが、なんとかしようと頑張ってプレーしているのはうかがえるものの、要所はジョコビッチに押さえられてサービスブレークできません。

錦織は第3ゲームでブレークを許したところで心が折れたような気がします。
(※試合を捨てたという意味ではなく。性も根も尽き果てたというニュアンス)
 

当然のことながら第3セットも懸命にプレーしているのはうかがえるんですけど、気持ちと体がついていってない感じ。
明らかに第2セットとは違って見えました。

先にブレークされてしまったことで、ここまでの試合で蓄積された疲労やジョコビッチに対する苦手意識など、ネガティブな要因が一気に錦織を襲ったかのように感じました。
 

個人的にはこのプレーを見て「ここから逆転を期待するのは厳しいかな?」と感じました。
もちろん僅かな可能性は残して応援していましたけど。。。

結局、錦織はこのセット2度目のブレークも許し万事休す。

3-0のストレート負けを喫し、残念ながら4年ぶり2度目の決勝進出はなりませんでした。

 

全体を通じて


試合全体を通じて、ターニングポイントになったのは第2セットですかね?
この試合では錦織が一番ジョコビッチと戦えてたような気がするセットですから。

ここを取れてたらと考えてしまいますけど、それを取らせないのが元世界ランク1位のジョコビッチとも言えるわけで、やはり強かったということでしょう。
 

ジョコビッチもケガから復帰後、しばらく勝てない時期が続いて苦労していましたけど、ここ最近の試合を観る限りでは強さはほぼ戻ってきてますね。
テニスファンとしては嬉しいやら悲しいやら、この試合に関しては複雑な心境です。

 

錦織はジョコビッチになぜ勝てないのか?


今回の敗戦で、錦織圭は対ジョコビッチ戦2勝15敗。
しかも14連敗中ということになりました。

4年前に勝利して以降、14回戦って一度も勝てていないことになります。

 
錦織はジョコビッチになぜ勝てないのか?
今後勝つ日は来るのか?

そんな疑問を持ってしまいますね。

 

潜在的な苦手意識がある?


あくまで私が錦織ジョコビッチ戦を何度か観ていて感じたことですが、やはり錦織はジョコビッチに対して苦手意識があるように思います。

この試合の前の会見で、錦織は「ジョコビッチ戦13連敗中ということは忘れていた」と答えたそうです。
もし本当に本人が忘れていたのであれば、もしかしたら錦織自身は苦手だと自覚していないかもしれません。

だとすると、「潜在的な苦手意識」とでも言うべきでしょうか?
少なくとも私には錦織がジョコビッチに対してやりづらさを感じているように見えて仕方ありませんから。。。
(以前、松岡修造に「一番やりにくい選手は?」と聞かれてジョコビッチと答えたそうですから全く意識していないわけでもないとは思います。)

 
試合ごとにショットのフィーリングなどコンディションが変わってしまうこともあります。
ただジョコビッチ戦で感じるものはそういった類のものとはちょっと違います。

 
・ジョコビッチを前に体が萎縮してしまい、ショットが乱れる
・普段なら決まっているショットを拾われると思い、より厳しいところを狙ってミスしてしまう
・ネット前の浅いチャンスボールを叩く際に、相手の動きを落ち着いて見れば難なく決められるのに、ジョコビッチの時はどこか慌てて打っている感じがして相手の動いた方に打ってしまうこともよくある。


など、他の選手との試合ではあまり感じないことで気になることも多いんですよね。

 
もちろん、ジョコビッチクラスともなれば百戦錬磨であの手この手を使って勝ちに来るわけですから、錦織のメンタルだけの問題とは言い切れませんけど。
それを加味しても、ジョコビッチに対してリスペクトしすぎてる部分があるのかなあと思ってしまいます。

 

毎試合勝つ気で臨んでいるとは思うが


当たり前の話ですが、アスリートとして負けるつもりで試合に臨む選手はいないと思いますので、錦織も「今度こそジョコビッチに勝つぞ!!」と最善の準備をして試合に臨んでいるとは思います。

実際試合を観ていても、錦織が考えながら試合を組み立てているように感じることもありますし、それがうまく行って勝てそうな展開になることもありましたから。

でも試合を進めていくうちに、ジョコビッチの雰囲気に飲み込まれてしまってるというか、最終的に負けてるんですよね。

 
ジョコビッチの調子が良すぎて、という話ならまあ理解できますけど、復帰以降なかなか勝てなかった頃のジョコビッチ相手でも錦織は勝てなかったくらいですからね。
その少し前の試合ではダニエル太郎がジョコビッチに勝っているんですけどね。

 
実力の差と言ってしまえばそれまでですが、10回戦ったら半分は勝てるとは言わないまでも、16回戦って2回しか勝てないほど実力の差があるようにも感じませんから、実力の差だけの問題でもないような気はします。

 

ジョコビッチに再び勝つ日は来る?


ジョコビッチに再び勝つ日は来るのでしょうか?

個人的にはこのまま勝てない状況が続くとも思ってないですけど、今のままなら相当厳しそうな感じですね。

 
しかも2勝とはいうものの、確か2勝のうちの1勝は2011年のスイスインドアでしたっけ?
錦織がジョコビッチにファイナルセットでベーグルを決めた試合ですけど、この試合は第2セットまではともかくとして最終セットはジョコビッチが肩を痛めてラケットを振れなくなっていた試合だったと思います。

そう考えると、これまで善戦したことは数あれど、がっぷり四つで戦って錦織がジョコビッチに勝ったと言えるのは「スーパーゾーン」に入っていたと言われる2014年の全米オープン準決勝だけということになりますね。

 
いくらジョコビッチが相手といえども、もう少し勝率が高くても良さそうな気はしますけどね。
なんで勝てないんでしょう?

 

最後に


試合の感想からちょっと脱線してしまい申し訳ありません。。。

 
ともあれ、錦織がグランドスラムタイトルを掴むためにはジョコビッチは避けて通れない相手だと思います。

今後もジョコビッチと対戦する機会はあると思いますが、苦手意識を払拭するためには勝ち星を積み重ねていくしかないと思います。
勝つのは簡単ではないでしょうが、できる限り早い時期にこの長いトンネルから抜け出してほしいと願います。

 
今回は4年前のようには行きませんでしたが、全米オープン2度目のベスト4という成績は素晴らしいです。
(※ベスト4以上は3度目)
おかげで私も久々に熱くなれました。

再び世界ランク一桁台を目指して残りのツアー大会を頑張って欲しいと願います。

ATPツアーファイナルの出場権獲得には届くのかな?
この辺も後日確認していければと思ってますが。。。

 
明日は大坂なおみの決勝戦がありますので、錦織の分も含めて日本人選手の初優勝を願って応援したいと思います。

お疲れ様でした!!



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