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ATPツアーファイナルの賞金や獲得ポイントなど解説

ATPツアーファイナルの賞金や獲得ポイントなど解説

ATPツアーファイナルはシーズン最後のビッグイベントです。

今回はATPツアーファイナルの賞金や獲得ポイント、出場資格の決定方法などについて解説していきます。


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ATPツアーファイナルとは?


ATPツアーファイナルの正式名は
「バークレーズATPワールドツアー・ファイナルズ」
※2016年現在の名称

※2017年大会は「Nitto ATPファイナルズ」に名称変更。


このトーナメントは、その年のランキングポイント上位8名のみが出場できる、いわば「その年に活躍した、選ばれた選手のみが出場できる大会」です。
※ランキングポイントについては後述

試合は3セットマッチ。
※決勝のみ5セットマッチになる時もあるようです。

まず4人ずつ2グループに分かれて予選ラウンド(ラウンドロビン)を戦います。

総当たり戦で1人3試合。
成績上位2名が準決勝に進出し、準決勝の勝者同士で決勝を争います。

 
ATPツアーファイナルは他のトーナメントと違い、ボーナスステージのような大会ということです。

選手にとっては出場すること自体が名誉なことですが、それだけではなく賞金面でも獲得ポイントの面でも魅力ある大会となっているのが特徴です。
 

なお2018年大会に関してはこちらの記事を参照ください。


出場資格はどうやって決まる?


ATPツアーファイナルの出場資格を決める際に、基準となるのがATPレースランキングです。

男子テニスツアー(ATPツアー)で指標となっているものが2つあるため、ちょっとわかりにくいかもしれませんが簡単に整理しておきましょう。

ATP格付け (画像引用元:tennis365.net

・ATPレースランキング
1月1日から全選手0ポイントでスタートし、シーズン終了までに出場した大会の内、獲得ポイントの高かった上位18大会の合計ポイントでランキング化したもの。
ATPツアーファイナルの出場者8名を決める際、このポイントの上位8名に出場権が与えられる。
但し、出場資格を持つ選手がケガなどで欠場する場合は9位から順に繰り上がり出場権を得る。

 
・ATPエントリーランキング
世界ランク(世界ランキング)の基準となるもの。
基本は過去52週に出場した大会の内、獲得ポイントが高かった上位18大会の合計ポイントによるランキング。
各トーナメントで獲得したポイントは翌年の同大会終了まで消えずに残るが、前年以上の成績を残せなければポイントを減らすことになる。
(例:2014年全米オープン準優勝の錦織圭は1200Pt獲得したが、2015年は1回戦負けで10Ptしか獲得できず。全米終了後に全米だけで1190Ptを失った。)

基準日時点において上位30名については、
グランドスラム4大会、マスターズ(ATP1000)8大会への出場が義務付けられており、この他にATP500シリーズ最低4大会を含む6大会の獲得ポイント合計で算出する。
出場義務のある大会については、欠場するなど仮に0ポイントであっても18大会として優先して加算される。
ATPツアーファイナル出場者については、ここで得た獲得ポイントが19大会目のポイントとして加算される。(※後述)

31位以下の選手については、上位格付けのトーナメントに出場できないこともあるため、この縛りはない。

上位の選手であれば、1年間の全トーナメントツアーが終われば2つのポイントシステムの数値はほぼ同じになりますが、途中途中で見るとポイントもランキングも違いが出てきます。

世界ランクの基準となるエントリーランキングでは、昨年の大きな大会で成績が良かった選手はその時の獲得ポイントの恩恵が1年間続きますからね。
そのポイントが消えるまでは、今年の成績がそれ程でなくてもランキング上位に残ることもあるわけです。

 

賞金について


ATPツアーファイナルは特別なトーナメントということもあり、賞金も破格です!!

2017年は賞金総額が$8,000,000(日本円で約9億400万円)。
※1$=113円で計算
 

公式サイトに記載されている情報によればシングルスの場合、

・予選3試合出場で$191,000(約2,158万円)
・予選(ラウンドロビン)1勝につき$191,000(約2,158万円)
・準決勝勝利で$585,000(約6,611万円)
・優勝で$1,200,000(約1億3,560万円)
・全勝優勝なら$2,549,000(約2億8,804万円)
※2017年の賞金額に修正

という驚きの金額を受け取ることができるんです。
※記事作成時の為替レートをもとに1$=113円で計算
※会場となっているイギリスの通貨はポンドですが、なぜか公式サイトでもドル表記でした。
 

驚きついでに書いちゃうと、実は出場資格を得た8名の他にリザーブ(補欠)として9番目(10番目)の選手が待機することになるんですが、この待機選手にも賞金が支払われるんですw

上位8名の選手が無事に試合に出場し、補欠選手が1試合も出場しなかった場合でも$105,000(約1,187万円)が支払われます。
※2017年の金額、1$=113円で計算。
※途中で棄権者が出てリザーブ選手が試合に出た場合、出場賞金がどうなるかについては、公式サイトを読んでも私にはよく理解出来ませんでした。

まあ試合ができるかどうかもわからないのに会場で待機していなければいけないわけですから、賞金が出るのも納得できますが。。。

 

超VIP待遇でおもてなし


余談ですが、賞金とは別の面でもお金かけてます。
スポンサーが超有名企業ばかりってのもあるけどそれにしてもすごすぎます。

各選手は超VIP待遇で様々なおもてなしを受けます。

・大会期間中の宿泊先ホテルは5つ星の最高級ホテル
・部屋は1泊数十万円のスイート
・食事は豪華メニュー(フルコース?)
・移動手段は超高級車(リムジン?)
・オーダーメイドのスーツを提供
(フォトセッションでは選手全員が同じスーツでかっこよくキマってます。)
などなど。まだあると思いますがもうお腹いっぱい。。。

(2015/11/20追記)
今年(2015年)はアルマーニのオーダーメイドスーツだったみたいです。

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獲得ポイントについて


最後にATPツアーファイナルで獲得できるポイントについて解説していきます。

 
ATPツアーファイナルでは、試合に勝利する度にポイントを獲得できます。
そしてこのポイントは獲得した分だけATPエントリーランキングに加算されるポイントです。
ですから出場選手は一つでも多く勝ちたいわけです。

 
それでは獲得ポイントについて説明していきます。

ラウンドロビンでは1勝するごとに200ポイント。
3試合に全勝すれば最大で600ポイント獲得できます。

 
そして準決勝に進出し、勝利すればさらに400ポイント獲得。
(つまり決勝に進出すれば400Pt加算)

そして決勝で勝利(優勝)できれば、さらに500ポイントが加算されます。

 
お分かりのように、優勝しても予選の成績(勝利数)によって獲得できるポイントが変動するのが特徴です。

全勝で予選を勝ち上がり優勝できれば、
600+400+500=1500Pt
となり最大で1500Ptを獲得できます。

 
1500Ptといえばグランドスラム準優勝よりも多いポイントです。
(※グランドスラム準優勝で1200Pt)

仮に優勝できなくても、ラウンドロビンで2勝できれば400ポイント。

これはATPマスターズ1000のベスト4(360Pt)以上、ATP500の準優勝(300Pt)以上に相当するポイントです。

それが丸々加算されるわけですから、ここでポイントを獲得できるかどうかってのは大きいですね。

 
逆に1勝もできなければ1ポイントも獲得できないんですね。
それじゃあ折角出場できても意味がないw

 
ATPツアーファイナルで少しでも多くのポイントを獲得できれば、来シーズンのランキングで優位に立てますから最悪でも1勝はしておきたいところです。

 

準決勝進出者の決定方法


ラウンドロビンの全試合が終了した際、各グループ成績上位2名が準決勝進出となるわけですが、順位の決定方法について簡単に説明しておきます。

 
各グループの順位は

1.勝利数(勝数の多いほうが上)
2.試合数(試合数の多いほうが上)
3.直接対決の結果
4.セット率(全セットに対するセット獲得率)
5.ゲーム率(全ゲームに対するゲーム獲得率)
6.世界ランキング


などを基準に判断します。
基本的には勝敗数と考えれば問題ありません。

 
2.については、リザーブ選手が戦った場合のみ考慮する必要がある要素です。
全選手が棄権することなく、3試合を戦った場合には無視して構いません。

 
4.5.6については、3選手が同成績で並んだ場合に順に比較する要素です。

3選手ともにセット率、ゲーム率が同じだった場合は、世界ランキングをもとに順位を決定しますが、4.もしくは5.の比較段階で2人が並ぶ形になった場合は、直接対決の結果によりその2人の順位(上下関係)が決まります。

 

最後に


ということで、何かとメリットが多いATPツアーファイナル。

 
錦織圭がこの大会に出場できるということだけでもすごいことですが、どうせ出場するなら一つでも多く勝利を重ねてできれば優勝を目指してほしいですね。

(2016.11.08追記)
記事の一部を2016年大会の情報に更新しました。

(2017年日時不明 追記)
記事の一部を2017年大会の情報に更新しました。

※2018年大会については別記事にてまとめています。(※記事上方参照)

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