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ジョコビッチ優勝(生涯GS)のための大会だった全仏【2016総括】

テニス
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ジョコビッチが悲願の初優勝で
生涯グランドスラムを達成して
幕を閉じた全仏オープン2016。

今年は雨に泣かされた大会でしたが
振り返れば
ジョコビッチ優勝のための
大会だったようにも思えてきます。

ということで、
個人的見解たっぷりで総括してみます。



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ジョコビッチが生涯グランドスラム達成


男子シングルスでは
ジョコビッチが悲願の初優勝で
ついに生涯グランドスラムを
達成することができました。

生涯グランドスラムの達成者は
男子シングルスではこれで8人目。

長い歴史の中でもわずか8人しか
達成者がいないんですから紛れもない快挙です。

(ひとくちメモ)
生涯グランドスラム達成者は
男子シングルスでは

フレッド・ペリー(1935年全仏)
ドン・バッジ(1938年全仏)
ロッド・レーバー(1962年全米)
ロイ・エマーソン(1964年全英)
アンドレ・アガシ(1999年全仏)
ロジャー・フェデラー(2009年全仏)
ラファエル・ナダル(2010年全米)

そして
ノバク・ジョコビッチ(2016年全仏)
の8名だけとなります。

※カッコ内は生涯GSを決めた大会と年

ここ数年のジョコビッチの実績を考えれば
生涯グランドスラムを今まで
達成してなかったのが不思議なくらい。

ですから
生涯グランドスラムを達成したこと
自体は驚くことではないですね。

(関連記事)
全仏オープン2016の組み合わせドローや賞金など基本情報
※ジョコビッチの優勝賞金などが気になる方はこちらの記事をお読みください。

ジョコビッチに味方した全仏2016


とはいえ、今年まで
生涯グランドスラムを達成できなかったことは事実。

そのジョコビッチが
2016年の全仏で優勝できたのは
幾つかの要素が彼に味方したから
と思えてしまいますw

その「幾つかの要素」
挙げてみます。
(※この見解は全て結果論です。笑)

フェデラーの欠場


ジョコビッチに勝つ可能性を持つ選手は
それほど多くありません。

フェデラーは
その数少ない選手の一人。

もちろん欠場しなかったとしても
組み合わせ的にジョコビッチとは
対戦しなかったかもしれませんし
対戦したとしても
ジョコビッチが勝った可能性はあります。

ややイチャモンに近い
言い分かもしれませんが
フェデラーの欠場は
厳しい相手が減ったという意味で
ジョコビッチにとってはプラスだったと思います。

ナダルの途中棄権


同じく
ジョコビッチに勝つ可能性のあった
選手の一人ナダルが途中で棄権したこと。

ナダルは組み合わせ的にも
第4シードだったので、
準決勝でジョコビッチと
対戦する可能性がありました。

ナダルは全盛期の状態にはなかったため、
フェデラー同様、
対戦したからといって
ジョコビッチが負けたかどうかはわかりませんが
今まで優勝できなかった最大の理由が
このナダルの存在だったのは明らかです。

「赤土の王者」
と言われるナダルは
優勝を狙うジョコビッチにとって最大の壁
と言っていい相手だったはずなので、
対戦せずに済んだのはやはり大きかったと思います。

勝ち上がるという意味はもちろんですが
体力の温存という点でも。

ツォンガの棄権


ツォンガの棄権も同様ですね。

フェデラーやナダルほどではないものの、
ツォンガはトップハーフの
上位8シードの一人でしたので、
ナダルに加えツォンガが棄権したことにより
上位シードはベルディヒしかいなくなった
というのはジョコビッチを楽にしたと思います。

もちろん勝ち上がったティエムも
素晴らしい選手だとは思いますが、
試合を観た感想としては、
まだジョコビッチを脅かす存在とまでは
言えないかなと感じましたねw

(関連記事)
ドミニクティエムは錦織に負けたけど将来性を感じる選手

雨の中断に救われた?


今大会はほぼ毎日と言っていいくらい
雨の影響による中断、
時間をおいての再開や
翌日に延期となることが多かった大会でした。


錦織がガスケに負けた原因の一つとも言える
この雨による影響ですが、
ジョコビッチの場合は、
この雨による中断が彼を救ったように感じます。

4回戦でR.バウティスタ.アグートと対戦したジョコビッチは
ミスも目立ち第1セットを奪われましたが、
雨による中断後に見事に立ち直り、
3-1で逆転勝利しています。

確かに実力で言えば、
ジョコビッチで順当なのかもしれませんが
流れ的には中断しなければ
バウティスタが押し切ってたかもしれない
展開だったように思います。

再開後は明らかに
ジョコは立ち直り、バウティスタは失速
的な感じに変わりましたから
「雨がジョコビッチに味方した」
ように感じましたねw

こういう雨による中断なども
上手く活用できる選手が真の一流選手
ということなのかもしれませんけどね。

個人的には
錦織も含めて雨がなければ結果は変わってたかも?
という試合が多く
ちょっと不満の残る大会でした。

ワウリンカがマレーに負けた


昨年の決勝で
ジョコビッチの優勝を阻んだのがワウリンカ。

最近のワウリンカは
あまり調子がいいとはいえなかったけど
グランドスラムタイトルを2つ
(全豪・全仏)獲っているだけに
大きな大会では強さを発揮する怖さがありました。

今大会もなんだかんだで
ベスト4まで勝ち上がりましたが
残念ながら準決勝でマレーに敗退w

個人的にはワウリンカの方が
ジョコビッチとの相性が良く
勝てる可能性は高いんじゃないか?
と思っていたので
マレーが決勝進出を決めた時に
ジョコビッチが優勝する光景がチラつきました。。。

たしかにマレーは
ジョコビッチに勝っているんですけど
私が何度か試合を観て来ても
マレーが勝てそうな雰囲気を感じないんですよねw

マレーがディフェンスタイプの選手だから
ってのも影響してると思いますが
いい時と悪い時の差が大きいのも理由の一つかな?

ジョコビッチもワウリンカのほうが
手がつけられなくなる怖さがある分
やりづらいと思ってるんじゃないかな?
実際どうなんでしょうかね?

マレーが第1セットで力尽きた


力尽きたと書きましたが、
別に、全く動けなくなったわけではないですw

ただ個人的な感想としては
第1セットこそ
マレーが積極的にプレーし
先取に成功しましたが
その後は一気にトーンダウンしたような
印象だったのは事実です。

今大会のマレーは
1回戦2回戦とフルセットを演じたり、
雨で何時間も待たされたりと、
決勝戦までにストレスや疲労が
相当蓄積されていたように感じます。

ジョコビッチ相手に
途中でその疲労が出てしまったのでしょうか?

ダブルフォールトも多かったし、
ストロークの安定性も
普段と比べると落ちてたように感じました。

(まあこれはジョコビッチにも言えたことで、
初優勝とか生涯グランドスラムがかかった試合ですから
緊張感とかもあったのかもしれませんけどねw)


対戦成績で言えば
ジョコビッチにやや分があるものの、
BNLイタリア国際の決勝でもマレーが勝ってますし、
いい勝負になる予感はあったんですけどねw

贅沢なことを言わせてもらえば
この決勝戦の内容は、
期待していたレベルには程遠く、
満足はできないものでした。
(レベルが低いということではなくお互いの良さが十分に発揮された「いい試合」ではなかったと感じたという意味ですw)

ジョコビッチもベストコンディション
ではなかった感じですが、
マレーのほうが調子が悪かった感じがしました。

ここまで何試合もしてますし、
決勝戦ですから、お互い
ベストパフォーマンスを期待する
ってのが贅沢な注文なのはわかってますけどねw

でもなにか物足りなかったです。

展開的に面白かったのは
第4セット5-2からの3ゲームだけかな?
(最後のポイントはマレーの悪い面が出た気はしますがw)

などなど、以上が
ジョコビッチ優勝に風が吹いた(味方した)
ように私が感じた要素になります。

最後に


上で挙げた要素、特に後半は
正直いちゃもんレベルというか
難癖レベルというか
そういう類のものだというのは自覚してますw

個人的には
「こんなに強いジョコビッチでも全仏だけは何故か獲れない」
という状況が好きだったので、
ジョコビッチが今年も全仏で優勝できなかった
という結末を期待していたのは事実ですw

また、
ジョコビッチが優勝するなら
それにふさわしい勝ち方をして欲しい
と思ってました。

もちろん
今回の優勝がふさわしくない
という意味ではないんですけど、
もうちょっと幾多の試練を乗り越えて
ようやく手にした全仏トロフィー、
って感じの展開を期待してただけに
ちょっと面白くないと思う部分があるんですよねw

上述の通り、
今年はいろんなハプニング(?)もあったけど
ジョコビッチが例年に比べると
意外にあっさりと優勝出来たな、
という印象は拭えないんですよね。

私がどう思おうが関係ないでしょうけどねw

「どんな状況・状態でも負けない(崩れない)ジョコビッチはやっぱり強かった。」
ということでしょう。

錦織がガスケに勝ってたら
また違ってたのかなあ。。。。



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