全米オープン2021の女子シングルスについて、組み合わせドローや賞金、シード選手や獲得ポイント、放送予定などの基本情報をまとめていきたいと思います。
2021年大会は女子シングルスに大坂なおみ、日比野菜緒、土居美咲、3人の日本人選手が出場予定です。
なお当記事では、大会の基本情報等、男子シングルスの記事と重複しそうな部分に関しては省略し、女子シングルス固有の情報を中心にまとめていきます。
全米オープンについて
全米オープンの大会の開催地等、基本情報については男子シングルスの記事を参照ください。
大会の格付け
全米オープンは「グランドスラム」ですので最上位格付けの大会です。
(ウィキペディアより引用)
※2021年シーズンから以下の通りカテゴリーが改定され、男子ツアーカテゴリーとほぼ同じ体系となりました。
試合は女子シングルスの場合、3セットマッチで行われます。
なお、他のグランドスラム大会ではファイナルセットはタイブレークがなく2ゲーム差がつくまで続きますが、全米オープンではファイナルセットも6-6の場合はタイブレークで勝敗を決定します。
(追記)
他のグランドスラム大会も2019年頃よりそれぞれルール変更が行われてきており、「2ゲーム差がつくまでエンドレス」という大会はなくなりつつあります。(※詳細割愛)
他のグランドスラム大会も2019年頃よりそれぞれルール変更が行われてきており、「2ゲーム差がつくまでエンドレス」という大会はなくなりつつあります。(※詳細割愛)
組み合わせドロー
<ドローサイズ> 128(128選手)
本戦の組み合わせドローが発表されましたので掲載します。
※記事作成時点の情報
・女子シングルストップハーフドロー表
・女子シングルスボトムハーフドロー表
本戦出場予定の日本人選手は3名です。
ドローに沿って上から見ていくと、まずはトップハーフから。
土居美咲(97位)が21番枠、日比野菜緒(72位)が30番枠に入りました。
次にボトムハーフ。
大坂なおみ(3位)が第3シードで96番枠となっています。
※今後、直前になって欠場選手が出るなどドローが変更になる可能性がありますが、当記事では原則として記事作成時点の情報までの対応とさせていただきます。
※世界ランクは8/30付
なお、ベスト32が確定した段階で改めて別記事にてトーナメント表を作成し、簡単な振り返り感想をまとめたいと思っています。
(※体調に問題がなければ)
シード選手の位置関係
シード選手32名の位置関係をトーナメント表形式にしてみました。
なお全米オープンではシード選手も1回戦から戦います。
(関連記事)
⇒ シードの順位・位置はどうやって決まるのか解説【テニスの場合】
⇒ シードの順位・位置はどうやって決まるのか解説【テニスの場合】
シード選手は32名です。
1.バーティ(世界ランク1位)
2.サバレンカ(2位)
3.大坂なおみ(3位)
4.Ka.プリスコバ(4位)
5.スビトリナ(5位)
6.アンドリースク(7位)
7.シフィオンテク(8位)
8.クレイチコバ(9位)
9.ムグルサ(10位)
10.クビトバ(11位)
11.ベンチッチ(12位)
12.ハレプ(13位)
13.ブラディ(14位)
14.パブリュチェンコワ(15位)
15.メルテンス(16位)
16.ケルバー(17位)
17.サッカリ(18位)
18.アザレンカ(19位)
19.リバキナ(20位)
20.ジャバー(21位)
21.ガウフ(23位)
22.ムホバ(24位)
23.ペグラ(25位)
24.バドサ・ジベール(26位)
25.カサトキナ(27位)
26.コリンズ(29位)
27.オスタペンコ(30位)
28.コンタベイト(28位)
29.クデルメトバ(31位)
30.マルティッチ(32位)
31.プティンツェワ(33位)
32.アレクサンドロワ(34位)
※世界ランクは8/30時点のもの。そのためドロー作成時点からの順位変動の可能性あり。
2.サバレンカ(2位)
3.大坂なおみ(3位)
4.Ka.プリスコバ(4位)
5.スビトリナ(5位)
6.アンドリースク(7位)
7.シフィオンテク(8位)
8.クレイチコバ(9位)
9.ムグルサ(10位)
10.クビトバ(11位)
11.ベンチッチ(12位)
12.ハレプ(13位)
13.ブラディ(14位)
14.パブリュチェンコワ(15位)
15.メルテンス(16位)
16.ケルバー(17位)
17.サッカリ(18位)
18.アザレンカ(19位)
19.リバキナ(20位)
20.ジャバー(21位)
21.ガウフ(23位)
22.ムホバ(24位)
23.ペグラ(25位)
24.バドサ・ジベール(26位)
25.カサトキナ(27位)
26.コリンズ(29位)
27.オスタペンコ(30位)
28.コンタベイト(28位)
29.クデルメトバ(31位)
30.マルティッチ(32位)
31.プティンツェワ(33位)
32.アレクサンドロワ(34位)
※世界ランクは8/30時点のもの。そのためドロー作成時点からの順位変動の可能性あり。
日本人選手の試合開始予定日時と結果
こちらに日本人選手の試合開始予定日時(※日本時間)および試合結果を追記していきます。
(※試合予定日時は確認でき次第更新予定)
(※予定情報は確認時点のものですが、天候や試合の進行状況により逐次変更される可能性があります。)
大坂なおみ
・1回戦 ボウズコバ(世界ランク87位)
1 | 2 | 3 | 計 | |
---|---|---|---|---|
大坂なおみ | 6 | 6 | / | 2 |
ボウズコバ | 4 | 1 | / | 0 |
試合結果 ⇒ 大坂なおみはストレート勝ちで2回戦進出!!
・2回戦 ダニロビッチ(世界ランク145位)
1 | 2 | 3 | 計 | |
---|---|---|---|---|
大坂なおみ | 0 | 0 | / | 0 |
ダニロビッチ | 0 | 0 | / | 棄権 |
試合棄権 ⇒ 大坂なおみは不戦勝で3回戦進出!!
・3回戦 フェルナンデス(世界ランク73位)
1 | 2 | 3 | 計 | |
---|---|---|---|---|
大坂なおみ | 7 | 6(2) | 4 | 1 |
フェルナンデス | 5 | 7(7) | 6 | 2 |
試合結果 ⇒ 大坂なおみはフルセットで負け、3回戦敗退。
A STUNNER IN ASHE!
— US Open Tennis (@usopen) September 4, 2021
🇨🇦 teenager Leylah Fernandez knocks off defending champion Naomi Osaka in three sets. pic.twitter.com/Sf61oFupub
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日比野菜緒
・1回戦 フェロ(世界ランク74位)
1 | 2 | 3 | 計 | |
---|---|---|---|---|
日比野菜緒 | 1 | 4 | / | 0 |
フェロ | 6 | 6 | / | 2 |
試合結果 ⇒ 日比野菜緒はストレート負けで1回戦敗退。
土居美咲
・1回戦 サンダース(世界ランク133位)
1 | 2 | 3 | 計 | |
---|---|---|---|---|
土居美咲 | 7(7) | 6 | / | 2 |
サンダース | 6(3) | 3 | / | 0 |
試合結果 ⇒ 土居美咲はストレート勝ちで2回戦進出!!
・2回戦 ペグラ(世界ランク25位)
1 | 2 | 3 | 計 | |
---|---|---|---|---|
土居美咲 | 3 | 2 | / | 0 |
ペグラ | 6 | 6 | / | 2 |
試合結果 ⇒ 土居美咲はストレート負けで2回戦敗退。
獲得ポイント
全米オープンはグランドスラム大会のため、獲得ポイントは優勝で2000ポイントになります。
※ポイント体系が男子とは若干異なります
優勝 2,000Pt
準優勝 1,300Pt
ベスト4 780Pt
ベスト8 430Pt
ベスト16 240Pt
3回戦 130Pt
2回戦 70Pt
1回戦 10Pt
※予選Rを戦った選手は結果によって最大40Pt。
本戦で得たポイントに加算される。
準優勝 1,300Pt
ベスト4 780Pt
ベスト8 430Pt
ベスト16 240Pt
3回戦 130Pt
2回戦 70Pt
1回戦 10Pt
※予選Rを戦った選手は結果によって最大40Pt。
本戦で得たポイントに加算される。
獲得ポイントはグランドスラム大会すべて同じです。
賞金
全米オープン2021の賞金は以下のとおりです。
賞金は男女同額ですが、当記事にも記載しておきます。
※記事作成時の為替レートを参考に1ドル=110円で計算
女子シングルスの賞金
優勝 2,500,000ドル(約2億7,500万円)
準優勝 1,250,000ドル(約1億3,750万円)
ベスト4 675,000ドル(約7,425万円)
ベスト8 425,000ドル(約4,675万円)
ベスト16 265,000ドル(約2,915万円)
3回戦 180,000ドル(約1,980万円)
2回戦 115,000ドル(約1,265万円)
1回戦 75,000ドル(約825万円)
優勝 2,500,000ドル(約2億7,500万円)
準優勝 1,250,000ドル(約1億3,750万円)
ベスト4 675,000ドル(約7,425万円)
ベスト8 425,000ドル(約4,675万円)
ベスト16 265,000ドル(約2,915万円)
3回戦 180,000ドル(約1,980万円)
2回戦 115,000ドル(約1,265万円)
1回戦 75,000ドル(約825万円)
歴代優勝者
ここ数年の歴代優勝者(女子シングルスのみ)は以下のとおりです。
2004年 クズネツォワ(ロシア)
2005年 キム・クライシュテルス(ベルギー)
2006年 マリア・シャラポワ(ロシア)
2007年 ジャスティン・エニン(ベルギー)
2008年 セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)
2009年 キム・クライシュテルス(ベルギー)
2010年 キム・クライシュテルス(ベルギー)
2011年 サマンサ・ストーサー(オーストラリア)
2012年 セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)
2013年 セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)
2014年 セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)
2015年 フラビア・ペンネッタ(イタリア)
2016年 アンゲリク・ケルバー(ドイツ)
2017年 スローン・スティーブンス(アメリカ)
2018年 大坂なおみ(日本)
2019年 ビアンカ・アンドレースク(カナダ)
2020年 大坂なおみ(日本)
2021年 ?
2005年 キム・クライシュテルス(ベルギー)
2006年 マリア・シャラポワ(ロシア)
2007年 ジャスティン・エニン(ベルギー)
2008年 セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)
2009年 キム・クライシュテルス(ベルギー)
2010年 キム・クライシュテルス(ベルギー)
2011年 サマンサ・ストーサー(オーストラリア)
2012年 セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)
2013年 セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)
2014年 セリーナ・ウィリアムズ(アメリカ)
2015年 フラビア・ペンネッタ(イタリア)
2016年 アンゲリク・ケルバー(ドイツ)
2017年 スローン・スティーブンス(アメリカ)
2018年 大坂なおみ(日本)
2019年 ビアンカ・アンドレースク(カナダ)
2020年 大坂なおみ(日本)
2021年 ?
大坂なおみが2018年、そして昨年(2020年)と2回の優勝を飾っています。
TV中継・放送予定
全米オープンはグランドスラム大会ということで女子の試合もwowowで独占生中継されます。
wowowなので大会期間中は試合がある限り、ほぼ1日中放送されると思います。
また大会初日に関しては無料放送されますので会員でない方も視聴可能です。
日本とアメリカニューヨークの時差は約13時間(※サマータイム中)です。
いつものことですが、見たい試合の開始時間が気になるところですね。
参考情報ですが、wowowに契約しているとwowowオンデマンドが利用できます。
(利用の際は最初に登録設定が必要)
オンデマンドでは複数の中継チャンネルが用意されており、TVでは放送されない試合も視聴可能になりますので選択の幅が広がります。
TVでは日本人選手の試合を中心に中継されると思いますが、他の選手の試合を見たい場合などはオンデマンドを利用するといいですよ。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
大坂なおみの過去の成績
全米オープンにおける大坂なおみの過去の成績(実績)についてまとめてみます。
2016年 3回戦敗退
2017年 3回戦敗退
2018年 優勝
2019年 4回戦敗退
2020年 優勝
2021年 ?
2017年 3回戦敗退
2018年 優勝
2019年 4回戦敗退
2020年 優勝
2021年 ?
大坂なおみにとってはグランドスラム初優勝を含めて2度の優勝を飾った大会です。
成績はまだまだ安定しているとは言い難いですが、ボールや立地、コートサーフェス等の条件については特に問題ないと思います。
今大会の見どころ
全米オープン2021年大会女子シングルスの個人的な見どころを挙げてみます。
大坂なおみの2連覇なるか?
やはりいちばんの注目は大坂なおみですね。
ディフェンディングチャンピオンとして、大会2連覇、そして通算3度目の全米オープン優勝なるかに、日本だけでなく世界中が注目することになりそうです。
大坂の場合、プレーがメンタルに左右されることが多いですが、記者会見拒否騒動(心の病気の告白等)以来、本来の彼女のプレーは出せていないように感じます。
結果という面でも、東京オリンピックを含めて思うような成績を残せておらず、今大会も不安要素は残ります。
それでも相性の良いこの大会で、試合を経験しながら何かきっかけを掴めれば、再び本来の大坂なおみのプレーが見れるかもしれません。
どんな結果になるかわかりませんが、可能であれば試合を感染して応援したいと思います。
バーティ1強となるのか?
最近の女子WTAツアーでは、男子と比較して大会ごとに優勝者が変わることも多く、世界ランク1位といえどもそこまでの信頼性はなかったように感じます。
ただ現時点ではバーティがやや抜け出た感もありますね。
ランキングポイントを見ると、現時点で
1位 A.バーティ 10,185pt
2位 A.サバレンカ 7,010pt
3位 大坂 なおみ 6,666pt
ですので、バーティ以外が優勝するとまた混沌とした状況になりますが、バーティが優勝すれば大きなポイント差となります。
今年の全米オープンの結果によっては「バーティ1強時代」が訪れるかもしれませんね。
大坂なおみにはそれを阻止してもらいたいところですが。
最後に
以上全米オープンについて、女子シングルスの基本情報を調べてまとめました。
女子の試合もなかなか面白そうですから男子と合わせて観戦したいと思います。(問題は試合時間w)
グランドスラム大会ぐらいしか観戦できる機会がないですからね。
日本人選手が活躍して、盛り上がるといいですね。
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