全仏オープンが終わると次はウィンブルドンに向けて前哨戦が始まります。
そこで、錦織圭や杉田祐一が出場予定のゲリーウェバーオープン2018について、組み合わせドロー表や放送予定、賞金・獲得ポイントなどの基本情報を整理したいと思います。
※なお、大会の基本情報については原則として最新記事の方で触れることとし、当アーカイブ記事ではドローや試合結果等の当該年度固有の情報を中心に残していきたいと考えています。
(※原則として記事執筆・投稿時点の情報となります。)
ゲリーウェバーオープンについて
ゲリーウェバーオープンはドイツのハレで行われるトーナメントです。
2018年大会の本戦開催期間は現地日程で6/18~6/24となっています。
ゲリーウェバーオープンのサーフェスはグラスコート(芝のコート)です。
(リンク)
ゲリーウェバーオープン2018 公式サイト
ゲリーウェバーオープン2018 公式サイト
ゲリーウェバーオープンの開催地
ゲリーウェバーオープン2017の開催地はドイツ、ハレにあるゲリーウェバースタディオン。
組み合わせドロー
<ドローサイズ> 32
ATP500の大会ということもあり、参加人数はグランドスラムに比べれば少ないです。
またシード選手も1回戦から試合を行います。
・男子シングルスドロー表
※予選通過者枠も反映しました。
ちなみにゲリーウェバーオープンでは錦織は毎年ダブルスにもエントリーしています。
ダブルスに関しては詳しくは触れませんがドロー表だけ貼っておきます。
2018年大会ではマクラクラン勉と組んで日本人ペアで出場するようです。
日本語版ドロー表と試合結果
日本語版のドロー表を作成しましたのでこちらに貼って試合結果を反映していきたいと思います。
(※シングルスドローのみ)
記事のアーカイブ化に伴い、ドロー表を画像に差し替えました。
※選手名表記はメディアにより異なる可能性があります。
(当記事ではスポーツナビの表記を参考にしています。)
※更新のタイミングは管理人の都合に依存します。
※スマホの場合は横にスライドできます。
記事作成時点の情報ですが、ドロー表の上から見ていくと日本人選手では杉田祐一が12番枠、錦織圭が第7シードで17番枠に入りました。
初戦(1回戦)の対戦相手は杉田がマーテラー(50位)、錦織圭は予選通過者(未確定)となっています。
(追記)
錦織の対戦相手はバヒンガー(158位)に決まりました。
錦織の対戦相手はバヒンガー(158位)に決まりました。
杉田は2回戦でティエムと対戦の可能性がありますが、錦織は第4シードのバウティスタアグートのブロックに入ったため比較的恵まれたドローと言っていいでしょう。
(※芝コートという点では誰が相手でも安心できませんが、それでもフェデラーやズベレフ等のブロックではないので。。。)
シード選手
ゲリー・ウェバーオープンではシード選手は8名になります。
1 フェデラー(世界ランク2位)
2 A.ズベレフ(3位)
3 ティエム(7位)
4 バウティスタアグート(16位)
5 プイユ(17位)
6 コールシュライバー(22位)
7 錦織圭(26位)
8 ガスケ(30位)
※世界ランクはドロー作成時のものです。
2 A.ズベレフ(3位)
3 ティエム(7位)
4 バウティスタアグート(16位)
5 プイユ(17位)
6 コールシュライバー(22位)
7 錦織圭(26位)
8 ガスケ(30位)
※世界ランクはドロー作成時のものです。
日本人選手の試合結果
日本人選手の試合結果を記載しておきます。
(※試合開始予定時間はあくまで目安です。前後する可能性があります。)
1回戦
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|
杉田祐一 | 6 | 5 | 6 | – | – | 2 |
マーテラー | 4 | 7 | 3 | – | – | 1 |
試合結果 ⇒ 杉田がフルセットの末、勝利!!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|
錦織圭 | 6 | 7(7) | / | – | – | 2 |
バヒンガー | 3 | 6(3) | / | – | – | 0 |
試合結果 ⇒ 錦織がストレート勝ち!!
2回戦
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|
杉田祐一 | 6 | 7 | / | – | – | 2 |
ティエム | 2 | 5 | / | – | – | 0 |
試合結果 ⇒ 杉田がティエムを破る大金星!!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|
錦織圭 | 2 | 2 | / | – | – | 0 |
カチャノフ | 6 | 6 | / | – | – | 2 |
試合結果 ⇒ 錦織は0-2でストレート負け
3回戦(準々決勝)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|
杉田祐一 | 2 | 5 | / | – | – | 0 |
クドラ | 6 | 7 | / | – | – | 2 |
試合結果 ⇒ 杉田はストレート負け
(感想)
もったいない敗戦でしたね。
特に第2セットは5-2リードから5ゲーム連取されての負けでしたから。。。
終盤は相手に決められたというよりも、自滅でポイント・ゲームを失ったのが悔やまれます。
もったいない敗戦でしたね。
特に第2セットは5-2リードから5ゲーム連取されての負けでしたから。。。
終盤は相手に決められたというよりも、自滅でポイント・ゲームを失ったのが悔やまれます。
賞金
ゲリーウェバーオープン2018の賞金は以下のとおりです。
賞金総額 2,116,915ユーロ(約2億7,097万円)
※記事作成時点の為替レートをもとに1ユーロ=128円で計算
シングルスの賞金
優勝 427,590ユーロ(約5,473万円)
準優勝 209,630ユーロ(約2,683万円)
ベスト4 105,480ユーロ(約1,350万円)
3回戦 53,645ユーロ(約687万円)
2回戦 27,860ユーロ(約357万円)
1回戦 14,690ユーロ(約188万円)
※記事作成時点の為替レートをもとに1ユーロ=128円で計算
優勝 427,590ユーロ(約5,473万円)
準優勝 209,630ユーロ(約2,683万円)
ベスト4 105,480ユーロ(約1,350万円)
3回戦 53,645ユーロ(約687万円)
2回戦 27,860ユーロ(約357万円)
1回戦 14,690ユーロ(約188万円)
※記事作成時点の為替レートをもとに1ユーロ=128円で計算
今大会の見どころ
2018年大会の見どころを挙げてみます。
錦織はジンクスを跳ね返せるか?
上述の通り、ゲリーウェバーオープンは錦織にとって「3年連続棄権」という非常に縁起の悪い大会となっています。
とはいえ、例年ならここまでの連戦から来る疲労・ダメージの蓄積等が影響していた可能性がありますが、今シーズンは怪我による長期休養から復帰したシーズンですし、成績の面でもそこまで上位に食い込んでいないため試合数も多くありません。
(※フルセットマッチはありますが)
サーフェスがクレーから芝に変わったことに体が対応できないことから起こるアクシデントのリスクは今年もあるでしょうが、疲労や肉体的ダメージの蓄積は例年よりも少ないのではと思っています。
ただ芝コートはビッグサーブを持たない錦織にとってはどちらかといえば不利なサーフェスです。
コンディションはある程度戻してきた感はありますが、それでも厳しい戦いを強いられる可能性はありますね。
今大会は比較的ドローに恵まれているように感じますので、ベスト4以上を目指してほしいと願います。
まずは「4年連続棄権」とならないことを祈ります。
フェデラーの偉業達成は?
クレーコートシーズンを完全欠場し芝シーズンから復帰したフェデラー。
現在開催中のメルセデスカップ(ATP250)から復帰したようですが、その大会でいきなり決勝進出。
このあたりはさすがフェデラーです。
(※記事執筆時点で決勝戦はまだ行われておらず結果は不明です。)
(追記)
決勝ではラオニッチにストレート勝ちして復帰戦でいきなり優勝したようです。
準決勝のキリオス戦こそ際どい展開でしたが、勝負強さは衰えていませんね。
決勝ではラオニッチにストレート勝ちして復帰戦でいきなり優勝したようです。
準決勝のキリオス戦こそ際どい展開でしたが、勝負強さは衰えていませんね。
オールラウンドプレイヤーで全てにおいて最高レベルの技術を持つフェデラーにとって、芝のコートは得意(有利)なことはあっても不得意(不利)になるということはありません。
年齢を考慮し、体力を使うクレーコートを捨てて芝で復帰しているわけですからね。
全仏オープンではナダルが通算11回目の優勝という圧倒的な大偉業を達成しましたが、格付けが違うとはいえフェデラーも今大会で優勝すれば通算10回目の優勝という偉業達成になります。
クレーコートにおけるナダルと比較するとそこまで他の選手との差があるとは言えないかもしれませんが、やはり芝でフェデラーに勝つのは簡単ではないでしょうね。
復帰後のコンディションが気になるところですが、V10達成なるかに注目したいと思います。
ヤマとなりそうなのは準決勝(順当ならティエムと)の試合ですかね?
ティエムの巻き返しは?
全仏オープンではナダルに完敗したものの、準優勝という成績を残したティエム。
ティエムも昨年は錦織と同じく2回戦敗退でしたから巻き返しに期待したいです。
でも2016年大会の成績はベスト4ですので、芝が苦手というわけでもなさそうですけどね。
クレーではナダルという大きな壁にぶつかりましたが、芝ではナダルよりもフェデラーのほうがティエムの壁になりそうな気はしてます。
もちろんフェデラー以外にも芝巧者はいますが、フェデラーに勝てるようにならないとビッグタイトルはつかめないと思います。
今大会ではドロー的にフェデラーとの対戦の可能性がありますので、対戦することになったらフェデラー攻略のきっかけを掴んでほしいですね。
最後に
以上、ゲリーウェバーオープンについて基本情報を整理しました。
これからウィンブルドンに向けて、芝のコートで勝つためにはどうすればいいか?
錦織、杉田ともに結果を残して自信につなげてほしいと願います。
怪我だけには注意して。。。
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