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錦織圭モンフィス戦感想 涙の逆転勝利に感動【リオオリンピックテニス準々決勝】

テニス
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リオオリンピックテニスの準々決勝。
モンフィスと対戦した錦織圭は
セットカウント2-1で勝利。

ファイナルセットは
相手にマッチポイントを先に握られながらも
逆転勝利した錦織は
試合後に涙を流していました。

その姿に私も感動しました。
感想をまとめます。



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錦織モンフィス戦の試合結果


リオオリンピックテニス準々決勝。
錦織圭対モンフィスの試合結果は以下のとおりです。

錦織圭   7(7)47(8) 2
モンフィス 6(4)66(6) 1

錦織とモンフィスの
過去の対戦成績は錦織の2勝0敗。

ただどちらもフルセットの接戦で
競り勝っての勝利。

3度目の対戦となった今回も
錦織が先制したものの追いつかれ
ファイナルセットもタイブレークという
どちらにも勝機がある内容でしたが
最後は錦織が勝ちきりました。

試合の展開


記憶を頼りに大まかな
試合の展開を書いておきます。

第1セット


第1セットは両者サービスゲームをキープ。

タイブレークまでもつれるも
錦織がこのセットを奪います。

第1セットはやや錦織優勢だったという印象。
モンフィスは錦織のセカンドを叩くなど
時折ギャンブルショットを打ってきましたが
アウトになることも多く、
勝負に出たところでポイントを奪えなかったのが
この結果につながったように思います。

第2セット


第2セットに入ると、
後がなくなったモンフィスが盛り返してきます。

第1ゲームでいきなり錦織がブレークし先行。
第1セットの出来から考えて
このまま錦織が押し切るかと思っていましたが、
決めるべきところを決めきれないでいると
モンフィスにブレークバックを許してしまいます。

このセットの途中あたりから
モンフィスが息を吹き返したというか
ノリだしてきて錦織が押され始めます。

そして第10ゲーム。
錦織のサービスをブレークされ、
4-6でセットを返されます。

第3セット


第3(ファイナル)セットは
モンフィスがやや優勢で試合が進みます。

モンフィスは比較的楽にサービスをキープ。
一方の錦織はなんとかキープ、
という展開が多かったように思います。

第2セット途中からノッて来た
モンフィスの勢いは相変わらずで、
錦織としてはブレークするチャンスが来ないw

それでも錦織は
自分のサービスゲームを守りきり
この試合2度目のタイブレークに突入します。

タイブレークでも
モンフィス優勢の展開は変わらず、
いきなり4ポイントを連取。

その後はポイントを取り合い
6-3でモンフィスのマッチポイント。

錦織が自分のサービス2本をキープし
6-5となった場面でモンフィスのサーブ。

ここでモンフィスが痛恨のダブルフォールト。

錦織は6-6からモンフィスの
次のサーブをミニブレークし7-6とすると
自分のサーブポイントをキープして8-6で勝利。

モンフィスに3度のマッチポイントを握られましたが
それを跳ね返しての逆転勝利。

試合終了後ベンチに戻った錦織は
タオルで顔を覆いましたが
涙を流していたように見えました。

それだけ苦しい試合だったということでしょう。
そしてこの勝利がどれだけ大きな1勝だったか
ということを表していたようなシーンでした。

試合の感想


ここからは試合の感想です。

いやあ、
ものすごい試合でしたねw

スコア的にもそうですけど、内容的にも
両者アンフォーストエラー(イージーミス)が殆ど無く、
持ち味を出してポイントをとり合ってましたからねw

まさに「両者互角の戦い」って感じ。

試合の中で「流れ」は
錦織 ⇒ モンフィス ⇒ 錦織(タイブレーク終盤だけ)
という感じで推移したものの、
この流れなら錦織が負けてもおかしくない展開でした。

勝敗を分けるポイントになりそうな場面は
試合の中で幾つかありました。

・第1セットのタイブレーク
・第2セット錦織が最初にブレークされたゲーム
(第何ゲームだったか忘れましたw)
・第2セット第10ゲーム
・第3セットのタイブレーク
(特にモンフィスのダブルフォールト)

など

個人的には第2セット
最初にブレークバックされたゲームが一番大きかったと思っていて
あそこの進め方次第では
錦織のストレート勝ちもあったと思っています。

ただ、
みなさんが一番大きかったと思うのは
「モンフィスのダブルフォールト」
じゃないでしょうか?

モンフィスのダブルフォールトは予想していた


ファイナルセットタイブレーク
6-5モンフィスリードの場面で
モンフィスが痛恨のダブルフォールト。

このポイントをキープすれば勝てたわけですから
モンフィスサイドからすれば
「もったいない」
「これはイタイ」
という場面ですが、
私はなんとなく
ダブルフォールトをしそうだと予想していました。
(そう願っていたとも言えますがw)

というのも伏線というか
兆候があったからです。

TV中継のように
テニスコートを縦に見た場合
左奥から右手前にかけてのクロスを「デュースコート(サイド)」
右奥から左手前にかけてのクロスを「アドコート(サイド)」
と呼んだりしますが、
モンフィスがダブルフォールトをしたのはアドコート。

モンフィスがアドコートからサービスした
ひとつ前のポイント(8ポイント目?)で
モンフィスはダブルファーストを打ちました。

ダブルファーストとは、
セカンドサーブもファーストサーブ並みに
リスクを取って攻めるサーブを打つことです。


通常セカンドサーブは
スピードを落としてボールに回転をかけて
確実性の高いサーブを打つのがセオリーです。

この時はこのダブルファーストが功を奏し、
錦織がリターンを返せずに
モンフィスがポイントをキープしました。

しかしかなり際どかったんですよね。

モンフィスとしては
甘いセカンドサーブになれば
「錦織の強烈なリターンで叩かれる」
という不安もあったからこそ
勝負に出たんだと思いますが、
リスクが高い分、
そう何度も成功するとは限らないわけです。

ですから、
12ポイント目のセカンドサーブの時、
ダブルファーストで打って来るかはわかりませんでしたが
あと1ポイントで勝利という場面でしたので
確実に行くか勝負に行くか迷う可能性もあるとを考えて
「もしかしたらダブるかも?」
と思って見てたんですよね。

そしたら本当にダブルフォールトwww

相手の失敗を喜ぶわけではないですが、
この場面でのダブルフォールトは
十分起こりうる状況だったと思います。

(2016/08/15追記訂正)
ダブルファーストだと思っていたんですが、
どうやら1本目がレットだったようです。

つまりダブルファーストではなく、
8ポイント目はファーストサーブで
ポイントを取ったことになりますw

音を消して観ていたので
フォールトだったと勘違いしていました。
申し訳ありませんw

私の見解も思い違いだったようですw

※レットとはネットに触ってサービスコートに入ることでフォールトとは違いファーストからやり直しになります。
※ネットではなく「レット」ですのでご注意を!!

逆転勝ちできたのは錦織の粘りあってこそ


上述の通り、試合の中で幾つか
「勝負の分かれ目」
と言えそうなポイントはあったわけですが、
最終的に錦織が逆転勝ちできたのは、
錦織の粘り、諦めないメンタルがあってこそです。

特に第2セット途中からは
モンフィス優勢のまま試合が流れていましたし、
苦しみながらもサービスゲームをキープし続け、
第3セットタイブレークでも0-4という
圧倒的不利な状況からも
諦めることなく最後まで自分のスタイルを貫いた。

そして
モンフィスのダブルフォールトがあったとはいえ
3度のマッチポイントをしのぎ逆転勝ちですからねw

もちろん結果として勝ったから絶賛されるわけですが、
仮に勝てなかったとしても
驚異的な追い上げは評価してたと思います。

そして最後の錦織の涙

日本を背負っていることへのプレッシャー、
個人的な目標達成に向けての試練、
やや劣勢といえる中でのフルセット勝負による心身疲労、
等色々な要因はあったかと想像できますが、
錦織がどれだけ追い込まれていたのか
そして勝ったことでの安堵感。

張り詰めてたものをやっと緩められる、
そんな中で溢れ出てしまった涙なのかな?
なんて勝手に想像してしまい、
私自身も感動してしまいました。

準決勝の対戦相手はマレー


次は準決勝です。
対戦相手は相性があまり良くないマレーです。

マレーもここ2試合フルセット勝ちですし
簡単に勝ってきたわけではないですが、
やはり勝負強い選手です。

マレーに勝てばメダル確定で
金メダルの可能性も出てきます。

マレーに負けたら3位決定戦で
銅メダルを争います。
3位決定戦に負ければメダル無しw


今日の試合は相当疲れたと思いますが、
この大一番でマレーにも勝って欲しいですねw

勝っても負けても後2試合。
全力で応援したいと思います。



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