なでしこジャパンが背水の陣で臨んだ中国戦。
結果は1-2と敗戦w
これでリオ五輪出場は絶望的となりました。
負けた原因はいろいろあるでしょうけど
「澤ロス」とか「監督采配」が原因ではない気がしました。
感想をまとめます。
中国にも勝てなかった
リオ五輪出場をかけた
女子サッカーアジア最終予選第3戦。
第2戦からまたメンバーを一部入れ替えて
残り3連勝をすべく試合に臨みました。
ところがところが、
自分たちのミスにより先制点を許すと
その後は焦りからか空回りの連続。
後半あれだけ押し込みながら点を奪えずにいると、
ほんのわずかなピンチで簡単に失点w
2点差となり3点が必要となったなでしこは
更に焦り、もはやポゼッションサッカーではなく
精度の低い「縦ポン」「パワープレー」
に終始していたように見えました。
チャンスは何度か作れましたが
1点を返すのがやっとで、
今のなでしこには
2点差を逆転するだけの力はなかったようですw
これで日本は3試合終わって勝ち点1。
残り2試合勝っても勝ち点7。
現時点で2位の中国が勝ち点7。
つまり残り2試合で
中国が勝ち点を積み上げた時点でジエンドwww
(その中国もまだ出場できるかはわからない状況w)
数字の上では確定してないとはいえ、
すでになでしこのリオ五輪出場は
消滅したといっていいでしょう。
澤ロスとか監督采配の問題ではない気が
今回のなでしこの不振について、
「澤ロスの影響」
と言われることも多いようですが、
個人的には澤穂希が引退した影響は
それ程関係ないと思ってます。
もちろん澤が抜けた穴は大きいです。
でもここ数年のなでしこは
澤抜きでも戦ってきたわけですし、
W杯準優勝した時だって
ピッチ上に澤がいたのはわずかな時間だけです。
精神的な支柱としての存在感はあっても
技術的な部分では
もはや澤はなでしこになくてはならない存在
という程ではなかったと思ってます。
(実際に彼女のプレーを何度かみてそう感じてました)
澤がいないことを痛感することがあるとしても
それはアジア予選ではないと思います。
次に監督采配に関して。
佐々木則夫監督の采配については、
どちらといえば「奇抜」「奇想天外」
といった形容をされることも多く
これまでも賛否両論出ていたように記憶しています。
ですから、
結果が出れば「佐々木マジック」と称賛され、
結果が出なければ「デタラメ」と思い切り叩かれる。
そんな感じです。
今回結果が出なかったわけですから、
ここぞとばかりに叩かれる可能性はあると思います。
私自身も今回は
佐々木監督にもその責任はあると思ってますけど、
澤ロス同様、監督采配ってのは二次的、三次的原因だと思います。
(最終的な責任は当然監督になるんですけどね)
少なくとも今日の試合に関していえば
勝てなかった一番の原因は選手にあったのではないでしょうか?
あくまで推測になりますが、
・絶対に五輪に出場するという強い信念
・日本を代表してプレーしているという自覚
・どんな状況になっても最後まであきらめずに勝ちに行く姿勢
・中途半端、消極的なプレーをしない判断力
・日本を代表してプレーしているという自覚
・どんな状況になっても最後まであきらめずに勝ちに行く姿勢
・中途半端、消極的なプレーをしない判断力
などが欠如していたように感じます。
(一生懸命プレーしていなかったと言いたいわけではないですw)
個々人の能力が
いきなり一気に上達することはありえませんが、
今のチームでできることをすべて出し切ったようには見えませんでした。
韓国戦では少しツキもなかったかなと思ってましたが、
今日の中国戦はそれと比較しても期待外れでした。
元々パスの精度は高くないですが、
今日はさらにひどかったです。
リスクの高い場所(選手)にパスしてカットされたり
簡単につなげるところでチョロキック(力のないパス)
を出し、相手につぶされたり
ピッチ上の場所を問わず、
意志のないパスを出すことが多かったように見えました。
先制されたシーンはその典型です。
そもそも頼りないディフェンスラインでのパス回しについては
以前から危なっかしいから辞めたほうがいいと指摘してきましたが
今回はやっちゃいましたw
こんなの監督の采配とか関係ないですよw
単に選手のミス。
(そんな選手を起用した監督が悪いといってしまえばそれまでですがw)
失点につながらなかった場合でも
似たような状況は何度もあったけど、
残念なのは
「相手にスキがあればゴールを狙ってやるぞ」
という前方(ゴール)に対する強い意識が感じられなかったことです。
別にゆっくりボールを回してもいいんですよ。
でも回しながらも相手をどう崩すか、
どこでスイッチを入れるかってのを常に考えてなきゃいけない。
でもそういう意識でプレーしてたのは
一部の選手だけだったように思います。
シュートを打たなきゃ得点できない
相手に仕掛けていかなきゃ壁(ブロック)は崩せない
失点した後、
早い段階から追いつき逆転しようと
どれだけの選手が感じていたんでしょうか?
気迫という精神論はあまり好きじゃないけど
それでもやっぱり物足りなさを感じました。
そしてミスにより先制されてしまったことで、
焦る気持ちだけが強くなって、
プレーがどんどん雑になっていくw
(前に急ぎすぎるという意味)
岩渕も空回りw
宮間も空回りww
パスを上手くつなげないってのもあったんでしょうけど
それにしてもあんな単調な縦ポンでは、
崩すのは難しかったですね。
今日の中国に特筆すべき強さは見られなかったんですがw
なでしこが勝手に自滅して
勝ち点3を献上してしまったような感じでしたね。
最後に
ということで、
今回リオ五輪出場を逃した原因は
(現時点では「逃しそうな状況になった原因は」)
選手>>監督采配>>>>>>>>澤ロス(影響があったとすれば)
くらいの位置づけじゃないかなと思ってます。
(もちろん協会の責任もあると思いますがw)
前に書いた記事の通り、
今後佐々木監督は責任を取る形になるような気はしますが、
選手一人一人も責任を感じてほしいですねw
(関連記事)
⇒ なでしこジャパンがリオ五輪出場権を逃した場合の展開予想【アジア最終予選感想も】
そしてまた代表メンバーに選ばれることがあれば
今回の経験を糧にして成長してほしいと願います。
残り2試合、リオ五輪はともかく
やれるだけのことはやって締めくくりましょう。
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