デビスカップ錦織マレー戦感想 ここ最近のベストマッチも勝負弱さが気になる

デビスカップ2016ワールドグループの1回戦。
日本対イギリスの第4戦で、
錦織圭がA.マレーと対戦し、
フルセットまでもつれましたが、
惜しくも敗れ、日本の敗退が決まりました。
ここ最近では錦織のベストマッチだと思いましたが、
最終的に勝てないという
勝負弱さが気になるところです。
感想をまとめます。
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目次
デビスカップ2016 1回戦の結果
デビスカップ2016のワールドグループ1回戦で
日本は昨年優勝国のイギリスと対戦しました。
デビスカップについては、
こちらの記事で触れていますので
よくわからない方は参考にしてください。
(関連記事)
⇒ 錦織圭出場のデビスカップコロンビア戦!日程・放送情報とみどころなど
日本 1-2 イギリス
となった状況で迎えた第4試合。
シングルNo.1同士の対戦で
日本は錦織圭、イギリスはA.マレーが登場。
今回屈指のカードとなりました。
錦織 圭 56663 2
A.マレー 77346 3
A.マレー 77346 3
4時間54分という長い試合時間の中
フルセットまでもつれましたが、
錦織は残念ながら敗れてしまいましたw
この結果、
日本の1回戦敗退も決定。
昨年同様にワールドグループ残留を懸け、
9月のプレーオフ(入れ替え戦)に臨むことになりましたw
試合観戦後の感想
ここからは試合を観戦した後の感想です。
団体戦という面での感想
まずは団体戦(国別対抗戦)における感想です。
1-2で迎えた錦織の試合。
錦織がマレーに勝てば2-2となり
最終戦(シングルNo.2同士の対戦)勝負になります。
イギリスのNo.2は世界ランク157位の
ダニエル・エバンズが予想されてましたので
日本にも十分勝機がありました。
(※日本のダニエル太郎は87位、西岡良仁が124位など十分戦えるレベルでした。)
昨年優勝のイギリスですが、
日本同様それ程選手層は厚くなかったんですね。
ということで、
錦織が勝てば金星も期待できる状況だったんですが、
惜しくもそういう展開にはなりませんでしたw
個人的には最終戦まで
もつれるところを観たかったんですが
そうならなかったのは残念です。
錦織圭の試合という面での感想
次に錦織圭の試合ということに関する感想です。
団体戦といいながらも、
ATPツアーの準決勝、決勝あたりで実現するような
世界ランク2位と6位の対決という
屈指の好カードが実現しました。
錦織にしてみれば、
もう後がない日本の代表として勝たなければいけない
ってのはもちろんですが、
個人としてもマレーと試合ができるのは
貴重な機会でした。
勝てそうな展開だっただけに、
最後の最後で負けてしまったのが悔やまれますw
最近の錦織のベストマッチ
個人的にはここ最近の錦織の試合の中で
ベストマッチといっていい試合でした。
2セットダウンから2セット取り返し、
最終セットまでもつれ込んだということ、
スコア的にも競っていて
試合時間が約5時間にも及んだこと、
という数字的な部分からもそう感じるわけですが、
個人的には錦織のプレーを観ていて、
「錦織らしさ」を発揮できた久しぶりの試合
ではないかと感じました。
当然ミスもあるものの、
ウィナー(ポイント)となるような
ストロークのエース(パッシングショットやドロップショットなど)
をマレーから何本も奪ってましたし、
これほどの数のスーパーショットを観たのは
本当に久しぶりという感じでしたからw
約5時間にも及ぶ試合でしたが、
やや疲れ気味のマレーに対し、
まだまだいけそうな錦織という印象で、
心身ともに充実していた試合だったように感じます。
勝負弱さだけが気になる
唯一残念だったのが
「結果がついてこなかったこと」
ですねw
解説の松岡修造も言ってましたが、
「今日は(錦織)圭が勝つ流れ。」
「勝たなければいけない試合。」
だったと思います。
事実、第1セットを除く第2~第5セットは
全て錦織が先に相手のサービスゲームをブレイクしてたと思います。
相手がマレーですから、
そんなに簡単に試合が進むわけじゃないってのはわかりますが、
それでも試合の流れの中で、
所々、簡単にポイントを落とす場面もあったんですねw
1ゲームで2度ダブルフォールトをしたり
チャンスボールをミスしたり。
そういうミスをきっかけに
ゲームをブレイクされることも多かったです。
とはいえ、
どちらのサービスゲームも
30-30とかデュースとか競り合うことも多く、
どちらに転んでもおかしくないゲームも
結構ありましたから、
こういうスコアになったのは
あくまで結果的なものではあるんですが、
それでも要所を獲れなかったというのは
やはり「勝負弱さ」と観ることもできるかなと感じます。
これまでの錦織の強みは「粘り強さ」でした。
相手に先行されても、
粘り強く食らいつき、最終的には勝ってしまう
という展開が多く、
「最終セットまでもつれたら錦織が勝つ」
と普通に思えるほど強かったです。
もちろん相手がマレーだったから
というのはあるでしょうが、
第3、第4セットを完全に錦織ペースで取り返し、
最終セットも第1ゲームを先にブレイクして
優位に立てたのに勝てなかったというのは
今までにない傾向です。
最終セットは2度マレーのサービスをブレイクしてますが
自分のサービスを1回しかキープできず
3回ブレイクされてセットを落としましたw
こういう展開はやはり「らしくない」気はしました。
最後に
もし錦織が最終セットを獲って、
マレーに勝てていたら、
「錦織が一つ上のステージに上がるきっかけになる試合」
になりそうだと思ってました。
しかし勝てなかったwww
もちろんマレーを相手にこれだけの試合ができたことは
錦織にとっても大きな自信になったでしょうし、
これをきっかけにさらに成長するかもしれません。
ただこれだけの試合ができたのに、
結果がついてこなかったというのが、
気がかりといえば気がかりですw
今回たまたま、ということならいいんですが。。。
以前のような勝負強さを発揮してほしいと願います。
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