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なでしこ決勝戦感想 有終の美はワンバックに【女子W杯2015】

なでしこジャパン
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女子W杯の決勝戦感想です。

連覇がかかったなでしこは
アメリカに敗れ涙をのみました。

最後のワールドカップに臨んだ
二人のレジェンド対決は
ワンバックに軍配。
有終の美を飾りました。



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決勝戦の結果


なでしこ対アメリカの決勝戦は、
5-2でアメリカの勝利。

前半早々に得点を挙げると、
前半だけで4得点。
なでしこも大儀見のゴールで1点を返し
前半は4-1で折り返し。

後半に入り、セットプレーから
ゴール前で澤穂希が競り、
結果的にはオウンゴールで4-2。

ここからなでしこの巻き返しが期待されましたが、
直後に失点し5-2。

その後もなでしこは諦めずに
ゴールを目指しますが、
追加点を奪えずそのまま試合終了。

5-2でアメリカが前回大会の雪辱を晴らしました。

痛すぎた連続失点


ここから試合の感想を書いていきます。

全く想像してなかった展開でしたw
やはりこの試合のポイントは、
前半の入り方。

なでしこの選手も、
受け身だったとか油断していたとか
そういうわけじゃないと思いますが、
二つのセットプレー(CKとFK)で、
グラウンダーのボールが供給された時に
対応しきれませんでした。

ゴール前でロイドに上手く合わされ、
3分、5分と立て続けに失点。

ここまでならまだ
相手を褒めることもできたんですが、
そのあとに岩清水のクリアミス、
自分たちのミスからボールを奪われた後、
ロングシュートに対し飛び出していた海堀が
クリアしきれず追加失点。

ロイドは前半16分で
ハットトリックを達成。

結果的には、
この2失点が余計でしたね。

それでも諦めなかったなでしこ


前半16分の段階で0-4。
おそらく応援していた方のほとんどは
「終わった」と思ったに違いないです。

私自身も、なでしこは
得点できて2点だと思ってたので
半ば心が折れてました。

しかし選手たちは諦めてませんでしたね。
多少の動揺はあったと思いますが、
あそこから2点返したんですからね。

ただ、2-4としてからの5失点目は
なでしこの反撃を止める一点になってしまいました。

有終の美はワンバックに


今日の決勝戦は、
澤穂希とワンバックという、
二人のレジェンドにとって
最後のワールドカップ。

ワンバックはW杯優勝経験がなく、
どうしても優勝したかった。

澤も連覇を成し遂げて、
有終の美を飾りたい。

どちらも今大会は
控えからのスタートとなりましたが
並々ならぬ闘志で臨んだと思います。

結果として有終の美はワンバックに。
残念ながら澤穂希は涙を飲みました。

佐々木則夫監督の采配は?


この試合思いもよらない展開に
佐々木則夫監督は早々に動きました。

前半1-4の状況で早くも二人交代。
しかも、DF岩清水に代えてMF澤穂希、
MF川澄に代えてFW菅沢。

正直この采配には驚きました。
得点を奪わなければいけない状況ではありましたが、
前半からDFを1枚削ってきたんですからね。

合わせてフォーメーションも変えてましたが、
「また失点しちゃうんじゃ。。。」
なんて不安も大きくなる采配でした。

そして後半15分に、
大野に代えて岩渕を投入。
ここでカードを使い切ります。

この試合では何度か
フォーメーションを変更してましたが、
おそらくゲームプランにはなかった展開に、
急きょ対応させてきたということでしょうか?

かなり思い切った采配だとは思いますが、
大差をひっくり返そうと思ったら
仕方ないですかね?

今後に向けての課題


決勝で敗れたとはいえ、
ここ最近の結果から
あまり期待されてなかった中、
準優勝は評価できる成績です。

十分及第点をつけられる結果
だと思います。

しかしながら、
課題はいくつか見つけることができました。

・パスの精度を上げる
今大会を通じてパスミスの多さが目立ちました。
人工芝の影響かもしれませんが、
もっと精度を上げていかないと
なでしこの強みは発揮できません。

・セットプレー対策
身長差で劣る日本人は
セットプレーは厳しい面もありますが、
相手へのマークや詰め方など、
まだ甘い面はあったと思います。

決勝に関していえば、
グラウンダーのボールで失点してますので
ハイボールでゴリゴリフィジカル勝負
ってわけでもないですし。

・澤、宮間の後継者を
今後の動向はわかりませんが
少なくとも次のW杯には
澤穂希はいませんし、宮間も分かりません。

チームの精神的柱になれる選手、
ゲームをコントロールできる選手、
つまり「ポスト澤」「ポスト宮間」が
若手の中から出てこないと、
なでしこは一気に弱体化するでしょう。

現在のメンバーも
更なるスキルアップが求められます。

・カウンターできるスピード感を
なでしこの持ち味が
パスワークなのは事実ですが、
遅攻ばかりでは、
相手にも対応されてしまいます。

「ボールを奪ったら一気にカウンター」
といったこともできるように
なっておきたいところです。
そのためにはスピードのある選手が必要ですね。

・自陣でのボールの持ちすぎに注意
最近のなでしこに目立つ部分です。

最終ラインからパスを回して組み立てる
というのも重要ですが、
状況に応じて早めにボールをさばく
「セーフティファースト」
をもっと徹底してほしい気がします。

基本的に
「相手をかわそう」
とはしないほうが無難です。

ちょっとでもボールをひっかけられたら
一気にピンチですからね。

相手が近づく前に
ボールをさばく。

これを徹底したほうがいいと思います。

以上私が気になった点を
勝手に列挙しましたw

まあこれらが全部修正できたら
相当強いチームになりますがw

いずれにせよ、
今回失敗に終わったチームの若返りは
今後は避けられないものになります。

どんな選手が台頭してくるのか?
期待したいと思います。

最後は偉そうなこと書いてしまいましたが、
なでしこのメンバー、そして佐々木則夫監督、
ここまでお疲れ様でした。

応援する立場として、
本当に楽しませていただきました。

準優勝の悔しさをばねに、
今度はオリンピックでリベンジすべく、
更なる強いチームを作ってほしいと思います。
(佐々木則夫監督が続投なのかわかりませんが)

胸を張って帰国してください。
本当にお疲れ様でした。



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