9月14日付ATP(男子テニス)
最新世界ランクが発表されました。
全米オープン1回戦敗退に終わった錦織圭。
4位からどこまで落ちるか心配でしたが、
6位に留まりました。
意外に影響は少なかった
今年の全米オープンで
1回戦負けした錦織圭。
昨年準優勝から一気の転落ということもあり
ランキングも4位からどこまで落ちるかな
と心配しましたが、
最新の世界ランクでは6位に留まりました。
全米オープンだけで、
ランキングポイントを1190ポイントも落としたので
もっとランクが下がると思ってましたけどね。
意外に影響は少なかったですね。
やはり昨年ケガで出場できなかった大会で
好成績を収めたことで、
ある程度ポイントを
補てんできたことが大きかったみたいです。
最新の世界ランクはどうなった?
錦織圭を含めて、
全体のランキングポイントの状況を
見てみましょう。
ATP・WTAの2015/09/14付最新ランキング
(引用元:tennis365.net)
左側はWTA(女子)のランキング、
右側がATP(男子)のランキングです。
錦織圭は全米オープンの-1190Ptを差し引いて5015Pt。
(昨年の準優勝分1200Ptが消え、今年の1回戦負け分10Ptを加算)
それでもナダルの3770Ptを大きく上回っていますね。
上の方を見てみると、
5位のベルディヒが5050Ptでわずか35Pt差。
4位のワウリンカは、6000Ptで985Pt差です。
ワウリンカとの差はちょっと開いていますが、
ベルディヒとの差はないようなものです。
残りの大会の結果次第では、
少なくとも5位に上がることは十分可能です。
更にポイントを減らす可能性も
とはいえ、
錦織が更にポイントを減らす可能性もあります。
例えば10月に日本で行われる「楽天ジャパンオープン」。
ATP500(優勝で500Pt)の大会ですが、
錦織は昨年優勝してますから、
今年優勝できなければポイントを減らします。
他にも、
ATP250のマレーシアオープンも優勝してますね。
基本的に同じ大会に出場した場合
昨年の成績を下回ればポイントを減らすことになるので
今年の結果次第では、
まだまだランキングに変動はありそうです。
(昨年優勝の大会は、今年優勝してプラマイゼロです。)
トップ3入りへの挑戦は来年
ポイント差を考えると、
今年のトップ3入りはほぼ不可能ですね。
トップ3入りへの挑戦は
来年に持ち越しになるでしょう。
今年の今後の目標は、
残りの出場大会で昨年以上の成績を残し、
年末のツアーファイナルに出場すること。
そしてその大会で優勝すること
になるでしょう。
ATPツアーファイナルズは特殊でビッグな大会
ここからは余談になりますが、
ATPワールドツアーファイナルズは
特殊でビッグな大会です。
今年獲得したポイント総数の
上位8名しか出場できない
「トップ選手だけの大会」
です。
(ケガなどによる不出場者が出た場合は繰り上げ)
またこの大会は
予選ラウンド(ラウンドロビン)と
決勝トーナメントが行われますが、
ポイントの仕組みが特殊で、
ラウンドロビン(予選)で勝つと
1試合ごとに200ポイント加算されます。
(3試合で最大600Pt)
決勝トーナメントは
予選ラウンド上位2名(AB各2名)が
たすき掛け方式で準決勝を戦い、
勝利すると400Pt加算されます。
そして決勝。
決勝で勝つ(優勝する)と、
500Ptが加算されます。
つまり全勝で優勝することができれば
この大会だけで最大1500Pt
を稼ぐことができるんです。
(全敗したらポイント0ですがw)
そしてこのポイントは
通常のランキングポイントと
同じように加算されるため
出場できない選手と比較して
アドバンテージを受けることになるんです。
ですから、錦織圭が
このツアーファイナルズに出場できるかどうか
というのは世界ランクを上げるためにも
非常に重要なファクター(要素)になるんですね。
来年世界ランクをトップ3にするためには
ツアーファイナルズに出場してポイントを稼ぐ。
ツアーファイナルズに出場するためには、
残りの大会で好成績を収め、
上位8名に入らなければいけない。
という流れになり、つまるところ、
今年の4大大会(グランドスラム)が終わっても、
全く気の抜けない戦いが続くわけです。
トッププレーヤーってのは
本当にハードですねw
錦織は現在
国別対抗戦(デビスカップ)日本代表として
対戦国のコロンビアに向かっています。
デビスカップも
ワールドグループ残留をかけた
プレーオフですから重要な試合です。
当然エースである錦織に
日本勝利への期待がかかりますので
ここも手を抜けません。
本当に厳しいスケジュールが続きますが、
一つでも上の世界ランクを目指して、
頑張ってほしいものですね。
引き続き応援したいと思います。
スポンサーリンク
関連コンテンツ
コメント