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全仏オープン2017感想 ナダルがラ・デシマを達成 他

全仏オープン2017感想 ナダルがラ・デシマを達成 他

全仏オープンが終了しましたね。

男子シングルスでは
ナダルがラ・デシマを達成しました。

その他、
個人的に印象に残ったポイントを
感想という形でまとめてみたいと思います。


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ナダルがラ・デシマ達成


男子シングルス決勝は
ナダル対ワウリンカとなりました。

結果はナダルが
圧巻のテニスでストレート勝ち。

ラ・デシマを達成し、
「赤土の王者ナダル」
の復活をアピールする形になりました。

ちなみに「ラ・デシマ」とは
スペイン語で10度目のタイトル獲得を表す言葉です。

 
今大会のナダルは
本当に強かったですね。

個人的に印象に残ったのは
準決勝のティエム戦と決勝のワウリンカ戦です。

どちらもナダルが勝つとは思っていたものの
もう少し接戦になるかと予想していたんですが
完勝と言っていいほどの圧倒的な内容でした。

 
もともとナダルにとって
クレーは得意なサーフェスですが
ケガなどでランキングを落として以降、
昨年まではあまり感じられなかった「ナダルの強さ」を
久々に実感できた大会だったと思います。

対戦相手のデキが悪かったということではなく、
ナダルがその上を行っていた、
あの手この手で揺さぶりをかけられても
全く動じず崩されることがなかった、
そんな試合に見えました。

 
ナダルのグランドスラムタイトルは
これで15個目。

フェデラーの18個に次ぐ、
単独2位の記録です。

そのうちの10個が
全仏タイトルということになりますが、
グランドスラム大会で
同じタイトルを10回も獲得したことは本当に驚きですw

 
今後のグランドスラムは
ウィンブルドン(芝)、
全米オープン(ハード)となるため、
クレーコートのようにはいかないかもしれませんが、
ハードコートの全豪オープンでも
準優勝していますし、
2017年シーズンは安定して
好成績を残していますので
今後も期待したいですね。
 

この全仏優勝で
世界ランキングを2位まで上げたナダル。

マレーやジョコビッチが
もたついているだけに、
今後の成績次第では
出場をセーブしているフェデラーよりも先に
世界ランク1位に返り咲く可能性もあると思います。

そうなったらほんとうに驚きですね。

 
そういえば今大会の表彰式では
ナダルの10回目の優勝を記念して
これまでの軌跡を追ったダイジェスト映像が流されましたね。

記念レプリカも贈呈されるなど、
ナダルのために普段とは違ったセレモニーで
個人的にも印象的な表彰式でした。

  

ワウリンカは初のGS決勝敗退


ワウリンカは
準決勝でマレーに競り勝ち、
決勝進出を果たすもナダルに為す術なく敗れ
準優勝に終わりました。

ここまでグランドスラム決勝での成績は
3戦3勝と大一番での強さを誇っていたワウリンカですが
今回初のGS決勝敗退となりました。

 
決勝戦を見た感想としては
ワウリンカが弱かったわけではなく、
「ナダルが強すぎた」
んだと思ってます。

確かに100%のデキではなかったかもしれませんが、
追い込まれた状況の中で耐えしのいだ場面も何度かありましたし、
そういうポイントを簡単に失うような選手であれば
もっとスコスコにやられていたんじゃないかな?
 

相手がナダルでなければ
そういうところから流れを変えることも
できたのかもしれませんが、
ナダルは流れを渡してはくれませんでしたw

しかし決勝で負けたとは言え
マレーにも勝っていますし、
GS決勝進出は簡単なことではないので
やはり世界ランク3位の実力は伊達ではないということですね。

 

ティエムは更に強くなる


次にティエム。

準々決勝では
ジョコビッチにベーグルを食らわすなど
強さを見せましたが、
準決勝では
前哨戦で勝つことができたナダルに
ベーグルを食らうなど
完敗といっていい内容でした。

3セットマッチとは違い、
5セットのグランドスラムでのナダルの強さを
改めて痛感したのではないでしょうか?

 
しかしこれはティエムにとっては
貴重な経験だったと思います。

ナダルとの対戦、敗戦から
多くのことを学んで今後に活かせれば
ティエムは更に強くなるんじゃないでしょうか?

今後も怖い選手の1人であることは変わりませんね。

 

マレーは今まで勝てなかったのが不思議


マレーは今大会ベスト4でした。

準決勝でワウリンカに負けはしたものの、
錦織との準々決勝、
ワウリンカとの準決勝を見た限りでは
ここまで勝ち上がってきたことに
十分納得ができるだけのパフォーマンスは見せていたと思います。

 
全仏オープン以前の成績は
世界ランク1位とは思えないほど
パッとしないものでしたけど、
なぜ勝てなかったのが不思議です。

全仏オープンの何処かのタイミングで
きっかけを掴んだのかもしれません。

だとしたら
今後のマレーはまた強くなるでしょうね。

 

ジョコビッチは予想外だった


個人的には今大会
復活を期待していたジョコビッチ。

私の予想は外れ、
ティエムに完敗してしまいました。

 
松岡修造もコメントしていたような気がしますが
今のジョコビッチは
「勝負に対する執着心が弱い」
そんな印象でした。

そこまでの試合は見ていないのでわかりませんが
少なくともティエム戦のジョコビッチは
そう見えましたね。

ちょっと予想外と言うか、
期待はずれだったというか。。。

前哨戦の戦いぶりから
浮上のきっかけをつかんだと感じていただけに
ちょっと残念でしたね。

 
全仏オープン終了後に
世界ランク4位に後退したジョコビッチ。

今後再度復活するのか?
それともこのまま終わってしまうのか?

昨年の圧倒的な強さからは
全く想像できないほどの凋落ぶりですが
個人的にはこのまま終わってほしくはないですね。

(訂正)
ジョコが圧倒的強さを見せたのは2015年でしたw

(関連記事)
ジョコビッチの2015年間獲得ポイントがぶっちぎりすぎる!!

錦織はこれが限界なのか?


最後に錦織圭です。

今大会の成績は
マレーに敗れてベスト8どまりでした。

全仏オープンでいえば
自己ベストタイの成績です。

 
手首のケガの影響で
前哨戦を理想的なスケジュールでこなすことができず、
急遽ジュネーブオープンに出場するなど
万全な調整ができたとはいえない中で、
ベスト8という成績は評価して良いのかもしれません。

しかし、
全仏オープン出場時点で
ケガの影響がなかったとするならば
マレーには勝ってほしかった気持ちも残ります。

 
たしかにマレーのプレーは
私が予想していたよりも遥かに良かったですが
それでも強かった頃のマレーには及ばず、
十分勝機はあったと思います。

にもかかわらず、
あのマレーにすら勝てなかったというのは
松岡修造がコメントしていたように
「錦織には何かが足りない」
「ビッグ4やワウリンカにあって、圭にはないものがある」
※それが何であるかはわからない、とコメントしてましたが

ということなんでしょう。

 
私も似たようなことを感じました。

一つそれっぽいものを挙げるとすれば
「ずる賢さ」というか「かけひき」の部分のセンスでしょうか?

もちろん、錦織だって
世界ランクトップ10位内を維持しているわけですから
そういうセンスが無いというわけではなく
相当高い次元での比較の話です。

 
例えばマレーや強かった頃のジョコビッチなどは
相手のプレーが不安定な時は
自分から無理にリスクを取ったショットは打たず、
プレースメント重視でゆっくりと相手を追い込んでいきます。

誤解を恐れずに言えば
「ボールをつないでいれば相手が勝手にミスしてくれる」
わけですから、無理する必要が無いんです。

もちろん「つなぐ」といっても
甘いボールを返せば決められてしまいますので
あくまでものの例えとしての表現ですけど。

 
で、相手の調子が上がってきてミスが減ってくると
今度はスタイルを変えて
今度は自分から積極的に仕掛けにいく。

流れが自分にあると見れば
一気にプレッシャーを掛けて追い込んでいく。

 
相手があってのことですので
すべてが自分の思うように
上手く事が運ぶわけではないですが
ビッグタイトルを取れる選手は
その辺の判断が素晴らしいと感じます。

 
一方で錦織の場合、
もちろん錦織も
同様の判断をしていないわけではないでしょうが、
相手にミスが多いときでも
自分から先に仕掛けてミスをしてしまい、
相手にポイントをあげてしまうことも多いように感じます。

積極的に攻めていくことも
もちろん重要ですから
その辺のさじ加減は難しいでしょうが、
そこでミスが出てしまうのが錦織で、
結果として、
内容では勝っているのに
なぜかスコアやポイントでは
差がなかったり逆にリードされてたり、
なんてことが起こってる気がします。

 
今大会マレー戦にしても
第1セットであれだけ
素晴らしい立ち上がりをしていながら
気がつけば逆転負けw

長い試合の中で
流れが行ったり来たりすることはあるでしょうが
錦織自身が相手に流れを
渡してしまっている部分も少なくないと思います。

 
これをメンタルという人もいるかもしれません。
まあメンタルというのは
全てのプレーに関わるものですので
メンタルって言えばメンタルですけど。。。

 
マレーが第2セットで
タイムバイオレーションで警告を受け
その怒りが彼を復活させた、
なんて分析も出ていますが、
そういう局面で
錦織がリターンミスをしてしまうのも
一つの例といえるかもしれません。

「たられば」にはなりますが、
こういうポイントをとれていれば
マレーは一気に崩れていたかもしれません。

このあたりの強かさ、ずる賢さ
というのがトップ選手との差
の一例にも感じます。

 
逆に言えば、
今シーズン不調続きだったマレーは
コンディションがベストではなくても
錦織レベルの選手が相手なら
なんとかしてしまう力を持っているということなんでしょう。

しかしワウリンカ戦では
それが通用しなかった、
ということだと思います。

錦織戦の時よりも
マレーの状態は良かった
ように見えたにもかかわらず、
です。
(※もちろんその日のコンディション等、その他の要因もあるでしょうけど)
 

錦織はワウリンカとは
そこそこいい勝負ができていると思いますが
ワウリンカはグランドスラムタイトル3回、
錦織はゼロです。

この結果を見れば
やはり錦織にはなにかが足りないんでしょうね。
(もちろん対戦相手との相性などもあるでしょうが)

 
その何かを身に着けない限り、
今の成績が錦織の限界なんでしょうか?

 

最後に


以上、
とりとめのない文章になってしまいましたが
上位選手を中心に
全仏オープン2017の感想をまとめました。

 
個人的には
錦織はまだ上にいけるだけの素質を持っている
と思っています。

ただ今回のマレー戦敗退は
その気持ちが若干揺らぐほどショッキングな結果でした。

「今のマレーにすら勝てないのか?」
というのが本音です。

 
でも、
まだ強くなってくれると信じています。
錦織には頑張って欲しいですね。

 
それから
フェデラーに続きナダルのGS優勝は
古くからのテニスファンとしては非常に嬉しいニュースです。

これで
マレーやジョコビッチが復活し、
ワウリンカ、ティエム、錦織などが絡んでいければ
今後のテニストーナメントは
多くの試合が注目カードになりますからね。

 
次のグランドスラムはウィンブルドンです。
前哨戦を挟んですぐに始まります。

今度は芝になりますので、
クレーとは違った勢力図になるでしょうか?

楽しみにしたいと思います。

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