全米オープンテニス2016準々決勝。
錦織圭対マレーの試合の感想をまとめます。
試合はフルセットまでもつれこむ大接戦。
錦織がファイナルセットでの強さを発揮し
久しぶりにマレーに勝ちました。
錦織がマレーに勝った
錦織がマレーに勝ちました!!
試合は約4時間に及ぶ
フルセットの大接戦。
最後までどちらが勝つかわからない展開で
ドキドキ、ヒヤヒヤしながら試合を観戦していましたが
最終的にマレーに勝ったので大満足です。
マレーに勝ったのはこれで2度目(通算成績2勝7敗)ですが、
デビスカップでのフルセット負けを除き
ここ最近では完敗が続いていただけに
非常に嬉しいマレーからの勝利です。
錦織圭 16467 3
マレー 64615 2
マレー 64615 2
屋根を閉めたのが錦織に味方した?
第1セット第1ゲーム。
いきなり0-40のチャンスを掴んだ錦織ですが
これをブレークできず。
なんか嫌な始まり方でしたけど
それを象徴するかのような前半の展開でした。
私の印象では
錦織もマレーも絶好調からは程遠い状態に見えました。
ただ、あまり良くない(?)状態の中で
試合を進めながらお互いにいろいろな工夫をして
自分のペースをつかもうとしていたところは
「さすがトッププロだな」
という感じでしたね。
5セットマッチは長い試合になるので
試合の中でも調子の波はあるんですけど、
今日の試合では
錦織はセンターコートの屋根を閉めた後あたりから
徐々にエンジンがかかっていったように思います。
実際にはどの程度影響があったかはわかりませんが
もしかしたら、
屋根を閉めてインドアになったことも
錦織に味方した形になったかもしれませんね。
マレーがインドア不得意というわけじゃないですが
屋外(屋根なし)のままだったら、
錦織がフィーリングをつかめないままだった
という可能性もありますので。
試合は一進一退
試合は一進一退でした。
私は錦織がマレーのサービスゲームを
こんなにもブレークした試合を見たことがないと思います。
それでもフルセットの大接戦になったのは
錦織も何度もブレークされたからですけど。。。
つまりこの試合に関しては
「1ブレーク差なんてなんのアドバンテージにもならない」
と思えるほどお互いがブレークし合い、
試合の流れが行ったり来たりしていました。
驚くべき錦織の精神力
この試合では
錦織の驚くべき精神力のすごさを
改めて感じましたね。
もちろんマレーも
一流のメンタリティを持っていますけど
そのマレーを相手に、
試合を進めながら調子を戻したり、
窮地に追い込まれても積極的に勝負したり。
この試合では錦織はミスが多かったですけど
ミスを恐れて日和る(ひよる)ことなく
慎重に行くところは慎重に、
勝負に行くところは積極的に
と使い分けて修正していました。
もちろんすべてが上手く行ったわけではないですが
強い精神力がなければ出来ないことですし
結果的にマレーに勝つことは出来なかったと思います。
最終セット終盤は圧巻
特に最終セットはめまぐるしかったですね。
ゾーンに入っていたとまでは言いませんが
終盤の錦織は圧巻でした。
4-3と錦織が1ブレークリードの場面で
錦織のサービスゲーム。
40-0としながら、ミスを連発し
このゲームを落としてしまいます。
これでゲームカウント4-4のイーブンになったわけですが
私はこの時点で錦織の負けを覚悟しました。
その理由は
・錦織のサーブが後だったから(ブレークされたら即終了なのでプレッシャーが掛かる)
・ビッグ4相手の場合、最終的に競り負ける印象が強かったから
(ファイナルセットに強い錦織といえども)
その後マレーがキープし
5-4マレーリードの場面で錦織のサービスゲーム。
相当なプレッシャーの掛かる場面です。
しかし錦織は
確かラブゲーム(4連続ポイント)であっさりキープ。
そしてその次のゲームで
マレーのサービスをブレークしちゃったんですからねw
これで6-5錦織リード。
最後の錦織のサービスゲームも
勝利がちらつくプレッシャーの掛かる場面でしたが
危なげなくキープして勝利を掴み取りました。
この試合はブレークの多い試合でしたので
4-5から7-5までの3ゲームは
非常に見応えのあるシーンでした。
錦織はファイナルセットに強い
錦織はファイナルセットに強い
と言うのは以前から言われていることですが、
解説によれば、現時点において
歴代選手(現役・引退含む)の中で
ファイナルセットの勝率が一番高いのが錦織だそうです。
※現役選手は今後の戦績によって勝率が上下する可能性があります。
たしか勝率8割とか言ってたような。。。
対戦相手の強さにもよりますけど
1位ってのはすごいですね。
今日もマレーに勝ったので、
勝率は更に上がったということか。
松岡の解説は的確だったが
この試合の解説をしていた松岡修造。
個人的に松岡の解説は
非常に的確だったと思います。
私も感じていたようなことを
言葉にしてくれてたので、
腑に落ちたというか、
「私もそう思う」
って彼の見解に同意することが多かったです。
ただ試合終盤は気持ちが入りすぎたのか
よくわからないことも喋ってましたけどねw
「あー」とか
錦織の負けを覚悟したかのような発言とか。
まあそれも松岡らしさだと思うので
別に嫌な気持ちにはなりませんでしたけど。
最後に
ちょっととりとめのない記事になってしまいましたが
寝ずに試合を観戦して、
そのまま記事を書いているので、
多少頭がボケている点はご容赦くださいw
全米オープン2016はwowowの独占中継なので
試合を観戦できない方もいらっしゃるかと思いますが、
もし再放送などでこの試合を観る機会があったら
ぜひ見てもらいたいです。
オリンピックでもナダルに勝ちましたけど
錦織がマレーに勝った貴重な試合ですので。
しかも5セットマッチで。
スポーツニュースやワイドショーなどでも
ダイジェスト版は放送されるかもしれませんが
それだと上手く伝わらないだろうなあ
なんて思ったりw
錦織のショットの切れ味とか
試合の流れ(主導権)の推移とか
試合全体を通してみるのが一番わかるし
それが見えるとテニスの奥深さも感じられると思うんですけどね。
でもwowow契約してない人は無理ですよねw
勝手に盛り上がってしまいすみませんw
ダイジェスト版でも何でも
映像をみる機会があったら
少しだけでも見てくださいね。
(多分錦織のいいところしか流さないでしょうけどw)
駄文・長文失礼しましたw
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